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スマホとつなぐレーザー距離計|Bluetoothで何ができるか

レーザー距離計のBluetooth対応は、測れる距離にも測定精度にも関係しません。変わるのは測った数値の行き先だけで、本体のボタンを押すとスマートフォンやタブレットのアプリに数値が送られる、その一点のための機能です。

それでも仕様欄の読み方では迷いやすく、「Bluetooth 5.0」と書いてあっても、つながる相手はメーカー純正アプリに限られることがほとんどです。

本記事では、Bluetoothが距離計で何をしているのか・仕様欄のバージョン表記とBLEの読み分け・対応機でもアプリにつながらない条件を解説します。

GOOD DIY編集部

測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

レーザー距離計のBluetoothは測った値をスマホへ送るための無線

Bluetoothは、Bluetooth SIGという業界団体が策定している近距離無線通信の規格で、2.4GHz帯の電波を使います。レーザー距離計に載っている場合の役割は単純で、測距部が出した数値をアプリへ渡すところまでです。測るのはあくまでレーザーと受光素子の仕事なので、Bluetoothが付いていようといまいと、同じ機種なら同じ値が出ます。

ここで混ざりやすいのが、仕様表に並ぶ「m」が2種類あることです。測定可能距離の数十mから100mを超える値はレーザーが届く範囲であり、Bluetoothの到達距離はそれとはまったく別の数字で、見通しのよい場所で10m前後を想定した機種が主流になります。さらに送信出力はmW、測定精度はmmで書かれていて、どれも単位が違うぶん比べる意味はありません。測定精度そのものの読み方はレーザー距離計の精度と誤差が出る条件で解説しています。

そのうえで、アプリ側が何をするかは製品ごとに違います。数値を一覧に溜めるだけのものもあれば、簡易な間取りに寸法を貼り付けたり、写真に測定値を重ねたりできるものもあります。本体の仕様欄にはそこまで書かれていないため、アプリの画面を見るまで実際の使い勝手は分かりません。

バージョン番号より、レーザー距離計で見るのはBLE対応かどうか

仕様欄に出てくる表記は、おおまかに3タイプに分かれます。通信方式(BLEかClassicか)、バージョン番号、そして送信出力のクラスです。選ぶときに関係するのは最初の通信方式で、バージョン番号は機能の世代を示すだけなので、4.2と5.0の差がそのまま使い勝手の差になるわけではありません。

仕様欄の表記意味該当する人
BLE(Bluetooth Low Energy)省電力の通信方式。従来方式とは別の仕組みで、直接の互換はないスマホのアプリで数値を受けたい人。距離計のアプリ連携はほぼこの方式
Classic(BR/EDR)音声など連続したデータを流す従来方式距離計で単独表記されることは少ない
Bluetooth 4.0以降BLEが規格に入った世代以降という意味手元の端末が古い場合に、対応世代を照らし合わせる人
Class 2(最大2.5mW/見通し約10m)従来方式での送信出力の区分。到達距離は理想環境での目安本体を測定位置に置いて離れた場所で読みたい人
2.4GHz帯使用する周波数。無線LANや電子レンジと同じ帯域現場で接続が切れる場面を想定しておきたい人

クラス区分は従来方式の分類で、BLEでは送信出力をdBmで書くのが一般的です。0dBmが1mW、20dBmで100mWという換算になりますが、どちらにしても壁や床を挟めば表記どおりには届きません。鉄筋コンクリートやラス網の入った壁を越えると数mでも切れることがあり、見通し約10mという数字は屋内の実寸とは一致しない前提で読んでください。

測った値の行き先で、Bluetoothが要るかどうかが決まる

迷ったら、測った数字を最終的にどこへ入れているかをたどってください。現場で野帳に手書きして、事務所に戻ってから入力し直しているなら、転記が二度発生しているのでアプリ連携の効果が大きい側です。逆に、測って切って終わりの作業が中心で、記録を残さないならBluetoothは使いません。

次に見るのが、本体の表示を自分で読める位置に置けるかどうかです。天井や高い壁面に当てて測るとき、本体を目線より上に構えると表示が読みにくくなります。スマホ側に数値が出れば、本体を据えたまま手元で読めます。内装と躯体で基準の取り方が変わる点は建築で使うレーザー距離計の選び方で解説しています。

測定点の数も判断材料になります。部屋1室の採寸でも10点から20点は出るので、点数が増えるほど聞き間違いと書き間違いが混ざります。一方、1日に数回しか測らない用途では、ペアリングやアプリ起動の手間のほうが長く感じられます。そのぶん本体価格も上がるため、記録を残さない使い方なら非搭載機で足ります。

対応と書いてあってもアプリにつながらない3つの条件

Bluetoothという規格は共通でも、やりとりするデータの中身はメーカーごとの独自仕様です。そのため、A社の距離計をB社のアプリで受け取ることは基本的にできません。「Bluetooth対応」は「どのアプリでも使える」という意味ではなく、「そのメーカーのアプリとつながる」という意味だと読んでください。

アプリが端末のOSに対応していない

純正アプリにはiOSとAndroidの対応バージョンが決められていて、古い端末ではインストールできないことがあります。確認する順番としては、距離計の仕様より先にアプリのストアページを見たほうが早く済みます。

同じシリーズでも型番で対応が分かれる

見た目が似ていても、Bluetoothを載せているのは上位型番だけ、という構成はよくあります。ボッシュのGLMのように型番の数字で機能が分かれるシリーズでは、GLMの型番の選び方で解説しているとおり、末尾まで含めて照合しないと取り違えます。

電波が通らない・干渉している

2.4GHz帯は無線LANと同じ帯域なので、ルーターや他機器が多い場所では接続が不安定になります。壁を隔てた測定では、本体と端末の間に何枚の壁が入るかで結果が変わります。

対応の有無は、レーザー距離計のパッケージと仕様表のどこに書いてあるか

いちばん確実なのは、メーカーのアプリ配布ページにある対応機種の一覧です。本体側の情報より更新が早く、型番単位で書かれていることが多いためです。本体や箱では、Bluetoothのロゴマークが手がかりになります。ロゴはSIGの認証を通した製品にしか使えないため、印字があれば搭載機だと判断できます。

商品ページで見る欄は「通信方式」「データ転送」「インターフェース」あたりで、ここにBLEや対応バージョンが書かれます。記載が見当たらないときは取扱説明書のPDFを開いて、ペアリングの手順が載っているかどうかを探すのが早道です。手順の章が無ければ非搭載と考えてよいでしょう。マキタのLD系のように型番体系が整理されているシリーズは、LD型番と測れる距離の差で解説している対応表から追えます。

量販店の入門帯では非搭載が多く、専門店で扱う上位帯に搭載機が集まる傾向はありますが、取扱いは店舗や時期で変わります。中古や並行品では、同じ外観でも仕向地違いでアプリが異なる場合があるため、型番を最後の1文字まで控えてから調べてください。

よくある質問

Bluetoothが付いていないと測定精度は落ちますか

落ちません。精度はレーザーの測距部とカタログ上の測定精度で決まり、通信機能とは独立しています。距離と精度の基本的な考え方はレーザー距離計で測れる距離と精度の軸で解説しています。

ワイヤレスイヤホンを使いながら距離計もつなげますか

同時接続できる台数と組み合わせは端末の仕様によるため、どの機種でも必ず併用できるとは書けません。BLEは音声のような連続した通信に比べて負荷が軽い方式ですが、接続が不安定なときは一度イヤホン側を切って試してください。

屋外でレーザー点が見えないときも、スマホに数値は出ますか

本体が測距できていれば数値は送られます。ただし日差しの強い場所では点が見えず、狙った位置に当たっているかの確認ができません。屋外での見え方への対処は屋外で点が見えないときの対処で解説しています。

まとめ

Bluetooth対応で変わるのは測った値の行き先だけで、測定可能距離や測定精度とは別の話です。仕様欄で見るのはバージョン番号よりBLE対応の有無で、つながる相手はメーカー純正アプリに限られるため、距離計の型番とアプリの対応機種一覧を突き合わせるところまでが確認の工程になります。記録を残さない使い方なら非搭載機で足り、野帳から入力し直す手間がある人ほど搭載機の効果が大きくなります。ぜひ本記事の表記の読み分けと確認の順番を参考に、自分の記録方法に合う1台を選んでください。

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