ボッシュのレーザー距離計はどれ?GLMの型番の選び方
ボッシュのレーザー距離計を型番で探すと、先に並ぶのはGCL2-15GやGLL3-80Nという表記です。これは壁や床にラインを照射する墨出し器で、ボタンを押して離れた点までの距離を数字で返す機械ではありません。
ボッシュ株式会社はドイツ系の総合工具メーカーで、日本ではBosch Professionalブランドでこのライン機を展開しています。グリーンラインが主力で、18Vバッテリーを使う機種はGLL18V-120-33CGの1つだけです。距離を数字で読む単体機については、今回の調査で型番まで確認できませんでした。本記事では、GCLとGLLというシリーズの違い・用途別の選び分け・グリーンと18Vの展開を解説します。

GOOD DIY編集部
測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ボッシュのレーザー距離計を探すとGLL・GCLが先に出てくる
検索結果に出てくるGCLとGLLは、どちらもラインを照射する機械です。壁に水平線を引いて棚の高さを揃えたり、床に地墨(じずみ・床面に打つ基準点)を落として柱の位置を出したりするための道具で、「この壁まで何メートルか」を数字で読む用途には向きません。
逆に、間取りの採寸や内装の見積もりで寸法を数字として記録したいなら、必要なのは距離を測る単体機のほうです。ボッシュの現行ライン機として確認できたのはGCL2-15G、GCL2-50CG、GLL2-15G、GLL50G、GLL3-80N、GLL3-80CG、GLL3-60XG、GLL8-40ELR、GLL90-33XG、GLL100-33CG、GLL18V-120-33CGの11機種で、ここに距離計の型番は含まれていません。
どちらが要るのかで迷っているなら、まず測りたいものが「線」か「数字」かを決めてください。数字のほうであれば、レーザー距離計で測れる距離と精度の見方で、測距範囲と誤差表記の読み方を解説しています。
ボッシュのGCLとGLLは上位下位ではなくライン構成の違い
型番の頭文字が違うと等級の差に見えますが、GCLとGLLは出せるラインの構成が違うだけです。GCLはクロスラインタイプで、水平1本と垂直1本を基本にした構成です。GLLはライン数の多いタイプで、フルライン機や垂直4本の機種を含みます。
| シリーズ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| GCL | 水平1本・垂直1本のクロスラインが基本の構成 | 棚付け・配線・器具付けなど、点と線で足りる作業が中心の人 |
| GLL | 多ライン機とフルライン機を含み、垂直4本の機種もある | 間仕切りの振り出しや墨の通しを一度に取りたい人 |
注意したいのは、型番の数字からライン本数を逆算できないことです。GLL2-15GとGLL100-33CGでは構成がまったく違いますし、数字の大小が本数や性能の順位を表すとは限りません。商品ページにあるライン構成の図で、縦が何本・横が何本・地墨が出るかを確認してから決めてください。
用途で分かれるボッシュのライン機の選び分け
棚や器具を水平に付けるだけなら
クロスライン1組で足りる作業に、垂直4本の機種を持ち込む必要はありません。使わないラインは電池を減らしますし、価格も上がります。GCL側の2ライン機を基準に、照射距離と受光器対応の有無だけ見比べれば十分です。
間仕切りや通り芯を振り出すなら
部屋の4方向に垂直を落とす作業では、本体を回して向きを変える手間がそのまま作業時間になります。垂直を複数方向に出せるGLL側の多ライン機や、水平・垂直を全周に照射するフルライン機だと、据えた位置から一度に基準が取れます。内装と躯体で求める基準が変わる点については、建築で使う機種の選び方で解説しています。
屋外や明るい場所で使うなら
屋外の明るさではラインが目視できなくなるため、受光器との組み合わせが前提になります。ボッシュの受光器はLR5で、対応機種でなければ使えません。屋外モードを備えた機種はラインを点滅・高出力にして受光器で拾いますが、目視で追えるようにはならない点は変わりません。日差しの下で点やラインが見えないときの考え方は、屋外での見え方と対処で解説しています。
グリーンが主力で、18Vバッテリー機は1機種だけ
ボッシュのライン機はグリーンが主力で、レッドなのはGLL3-80NとGLL8-40ELRです。ボッシュはグリーンラインの視認性を最大4倍としていますが、これは共通規格にもとづく測定値ではなく同社の表現なので、暗い屋内だけで使うならレッドでも作業できます。グリーン機のほうが価格は上がる傾向があるため、明るい現場に入るかどうかで決めてください。
電源については、18Vバッテリーを使えるのがGLL18V-120-33CGの1機種で、ほかは乾電池または専用電池です。ボッシュの18V工具をすでに持っているなら、この機種に限ってバッテリーを使い回せます。それ以外の型番では電圧も形状も合わないので、「同じメーカーの工具を持っているから電池を共用できる」とは考えないでください。乾電池機は現場で単3を調達できる代わりに、連続点灯時間は短めになります。
ボッシュ機を買う前に商品ページで確かめる箇所
精度表記は出荷時の値として読む
ライン機の精度は±1mm/7mのような形で書かれ、7m離れた位置でのずれが最大1mmという意味になります。距離が伸びればずれも比例して大きくなりますし、この数値は出荷時のものです。落下や温度変化のあとは狂うので、現場に入る前に既知の基準で自分で確認してください。
三脚とマウントは本体と別に要る
床置きで使える作業ばかりではないため、高さを出す器具は先に決めておくと無駄がありません。ボッシュの関連品として確認できるのは、ウォールマウントのBM1/N、アルミ三脚のBT150、エレベーター三脚のBT300HDN、リモコンのRM2・RC2、受光器のLR5です。三脚に載せるときは、脚を広げたあとに本体を取り付け、揺すって据わりを確かめてから電源を入れてください。取扱いは店舗や時期で変わるので、本体と同時に揃えられるかは販売店で確認するほうが確実です。
よくある質問
ボッシュのレーザー距離計の型番が見つからないのはなぜですか
検索で上位に出るGCL・GLLがライン照射タイプの墨出し器であり、距離を数字で返す機械とは別物だからです。距離計単体の型番については、今回の調査で確認できませんでした。型番まで確定させて選びたい場合は、マキタのLD型番と測れる距離のように、機種が特定できているメーカーから当たるほうが早いです。
GCLとGLLはどちらが上位ですか
上位下位の関係ではなく、GCLが2ライン中心、GLLが多ライン・フルライン中心という構成の違いです。2ラインで足りる作業にGLLを選んでも作業は速くなりません。
グリーンとレッドはどちらを選べばよいですか
明るい屋内や窓際で使う頻度が高いならグリーン、照明を落とした室内だけならレッドでも読めます。グリーンのほうが価格は上がるので、作業場所の明るさで決めてください。
18Vバッテリーはボッシュのどの機種でも使えますか
使えません。18Vに対応しているのはGLL18V-120-33CGだけで、ほかの型番は乾電池または専用電池です。
屋外でラインは見えますか
目視では見えなくなります。屋外で使うなら受光器LR5に対応した機種を選び、本体と受光器の組み合わせが合っているかを購入前に確認してください。
まとめ
ボッシュで距離計を探して出てくるGCL・GLLはラインを照射する機械なので、採寸で数字が欲しいなら別の道具を当たることになります。ライン機として選ぶのであれば、必要な向きのラインが出るかでGCLとGLLを分け、作業場所の明るさでグリーンかレッドかを決め、18Vを使えるのはGLL18V-120-33CGだけという前提で電源を考えてください。ぜひ本記事のシリーズの違いと確認箇所を参考に、手持ちのバッテリーと作業内容に合う1台を絞り込んでみてください。
