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コンベックスの落下防止は何を使う?カラビナとコード

コンベックスの落下防止は、コードやストラップを足す前に、本体側のどこへつなげるかで決まります。ストラップホールのない機種にコードは結べませんし、ベルトクリップの形が腰ベルトに合わなければホルダーにも収まりません。

シンワ測定では品番80825のワンタッチ式ホルダーがタフギアシリーズに対応すると示されているように、純正のホルダーはシリーズ単位で適合が決められています。一方、コードやカラビナのような汎用品で足りる場面もあり、どちらが要るかは本体の作りと使う場所で分かれます。本記事では、コンベックス側の取付方式・純正ホルダーと汎用コードの線引き・落としたあとの点検と校正の可否を解説します。

GOOD DIY編集部

測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

コンベックスの落下防止が必要になる場面

落下防止を考えるのは、足場や脚立の上でコンベックスを腰から抜き差しする作業です。差し直すときに手が滑る、しゃがんだ拍子にクリップが外れる、といった動作のなかで落ちます。下に人や車があれば当たりますし、高所からの落下物については現場ごとに決められた取り決めがあるので、まずそれを確認してください。

もう一つの理由が本体の損害です。ケースが割れていなくても、落とせば測定値が変わることがあります。コンベックスの爪は、押し付けて測るときと引っ掛けて測るときに出る爪の厚さぶんの差を打ち消すため、わざと前後へ動く構造(0点補正移動爪)になっています。爪が曲がればこの打ち消しが成り立たなくなるので、落下防止は安全の手当てであると同時に、測定値を守る手当てでもあります。爪のかかりで読みがどれだけ変わるかはコンベックスの使い方と爪のかかりで解説しています。

落下防止用品はコンベックス側の取付方式で決まる

レーザー墨出し器の三脚のようなネジ径の共通規格が、コンベックスと落下防止用品の間にはありません。そのためメーカーの対応表か、現物の実寸で合わせることになります。本体側の受け口は大きく3タイプです。

ベルトクリップで腰ベルトに差す

多くのコンベックスは背面にベルトクリップを持っていて、腰ベルトへ直接差せます。ただしクリップは1点で挟んでいるだけなので、ベルトの厚みによっては浅くしか掛かりません。クリップの幅や開き量は機種ごとに違い、同じメーカーでもシリーズが変われば掛かり方が変わります。

ホルダーに収めて落ちる経路を減らす

ホルダーは本体の外形に合わせて作られているため、適合はシリーズ単位で決まります。シンワ測定の場合、品番80825のワンタッチ式ホルダーがタフギアシリーズに対応します。手持ちの機種について対応の記載が見つからないなら、ケースの縦・横・厚みを実測して、ホルダーの開口と突き合わせてください。

ストラップホールにコードをつなぐ

コードやカラビナを使う前提は、本体にストラップホールがあることです。穴の有無と位置、通る金具の太さは機種ごとに異なり、仕様に記載がない場合は現物で確認するしかありません。穴のない機種はホルダー側で受けるか、ホールのある機種に替える判断になります。

本体の重さとテープの長さで変わる吊り方

同じ落下防止でも、5.5mクラスと小型機では置き所が変わります。テープが長い機種ほどケースは大きく重くなるので、クリップ一点で腰に差したまま脚立を上り下りするなら、コードを併用するかホルダーで受けたほうが、落ちるまでの経路が一段増えます。耐荷重の表示がある製品を選び、表示のないものに重い機種をぶら下げるのは避けてください。

反対に、ポケットに入る小型機は腰に付けずに持ち歩くことが多く、常時の落下防止よりも、高所へ持って上がるときだけ手首に掛けられるコードがあれば足ります。測る距離が30mや50mまで伸びるなら、そもそもコンベックスではなく巻尺の領域になり、腰に下げて歩く前提自体が変わります。この線引きは巻尺とコンベックスの違いで解説しています。

本体から選び直すのであれば、テープ長・爪・ロックの選び方をまとめたコンベックスの選び方の軸のほうが先です。ストラップホールやクリップの形は、そこで決めた機種に付いてくる条件として確かめることになります。

純正ホルダーと汎用コードの線引き

純正でないと困るのはホルダーのほうです。本体の外形に合わせた形なので、少し大きければ走ったときに踊りますし、小さければ入りません。逆にコードやカラビナは、本体側のストラップホールと腰側の掛け先さえ合えば汎用品で足ります。純正を無条件に足す必要はありません。

シンワ測定のタフギアHGシリーズはテープとばねがステンレスで水洗いできる構成になっていて、品番80825のワンタッチ式ホルダーがこのタフギアシリーズに対応します。濡れる現場を前提に本体を選んだなら、ホルダーも同じシリーズの対応品から当たるほうが確実です。

汎用品で確かめたいのは接続部です。取付金具がストラップホールを通るか、通ったあとにホールの縁へ当たって開かないかは機種ごとに違うので、現物合わせになります。腰道具をメーカーで揃えるつもりなら、型番の読み方から入ると早く、タジマの機種構成はタジマのコンベックスの型番の選び方で解説しています。

落としたコンベックスの点検と校正の可否

落とした直後に確かめること

テープを全長近くまで引き出してロックがかかるか、戻りが途中で止まらないか、爪にがたつきや曲がりがないかを続けて見ます。ねじれたまま巻き込むとテープのふちが傷むので、気付いた時点でテープのねじれの直し方のとおりに伸ばし直してください。巻き戻らなくなった場合はばねの絡みと直し方で解説しています。

校正に出せるかはテープの形で決まる

校正にはJCSS校正と一般校正があり、どちらの対象かは製品情報のアイコンで分かります。シンワ測定のフィットギアは極立やライトギアを含めて湾曲テープのため、JCSS校正の対象外で、一般校正であれば対応できます。アイコンのない製品は校正証明書そのものを発行できません。落としたあとの実際の誤差は、使い方や当たりどころで変わるので、気になる段階で基準と突き合わせるか、一般校正に出す判断になります。

よくある質問

落下防止コードはどのコンベックスにも付けられますか

本体にストラップホールがある機種だけです。穴がない機種にコードを無理に巻き付けると、ケースの合わせ目に力がかかります。穴がないならホルダーで受ける方法に切り替えてください。

ホルダーは純正でないといけませんか

本体が入って、走っても踊らなければ汎用品でもかまいません。ただし適合がシリーズ単位で決まっている例が多く、シンワ測定の品番80825はタフギアシリーズ対応です。対応の記載がない組み合わせは、ケースの実寸とホルダーの開口を比べて判断してください。

落としたあとの精度はどこまで信用できますか

落下後にどれだけずれるかは断定できません。表示の読み方だけは決まっていて、「±0.3mm」とあれば最大で0.6mmの幅になり、実際の長さが10.8mmなら10.5mmから11.1mmまでが範囲内です。この幅を超えていそうなら、基準と突き合わせて使うのをやめる判断になります。

校正は何年ごとに受け直しますか

校正周期に決まりはなく、使用頻度や社内のルールで決めます。校正証明書に有効期限はありません。通常の購入では付属しないので、必要なら有償で別途依頼してください。

まとめ

コンベックスの落下防止は、コードを買う前に本体のストラップホールとクリップの形を見るところから始まります。ホルダーはシリーズ単位で適合が決まっているため純正の対応品から当たり、コードやカラビナは接続部が合えば汎用品で足ります。落としたあとは、ロックのかかり・戻り・爪の曲がりを確かめ、精度が不安なら一般校正という選択肢が残ります。ぜひ本記事の取付方式の見分け方と対応の確かめ方を参考に、手持ちの機種に合う落下防止の形を決めてください。

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