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コンベックスに校正は必要?JIS1級の確認と依頼の流れ

コンベックスの校正周期は、法律でも規格でも決まっていません。シンワ測定も公式のQ&Aで、使用頻度や社内のルールで決めるものと説明しています。もう一つ外れやすいのが「メートル目盛JIS1級」という表示で、これは目盛の等級を示すものであって、その1本を基準器と突き合わせた記録ではないため、校正証明書の代わりにはなりません。証明書は通常の購入には付属せず、有償で別途依頼します。本記事では、JCSS校正と一般校正の違い・湾曲テープがJCSSの対象から外れる理由・証明書を出せる製品の見分け方を解説します。

GOOD DIY編集部

測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

コンベックスの校正は目盛のずれを基準器と比べる作業

校正は、より確かな基準器と突き合わせて、その1本が表示している長さとのずれを求め、数値として記録する作業です。狂いを直す調整や修理とは別の工程なので、校正に出しただけでテープの誤差が小さくなるわけではありません。得られるのは「この個体が今どれだけずれているか」という記録で、その数値を見てから使い続けるか入れ替えるかを決めます。

記録される値は±の形で書かれます。シンワ測定は±0.3mmという表記について最大で0.6mmの差が出ると説明しており、実際の長さが10.8mmなら10.5mmから11.1mmまでが精度の範囲内という読み方になります。許容差は温度の条件とセットで示されるもので、同社の直尺では20℃が基準です。金属のテープは温度で伸び縮みするため、真夏の屋外で読んだ値をそのまま校正値と比べても一致しません。

コンベックスに出せる校正証明書はJCSSと一般校正の2タイプ

シンワ測定は校正の区分をJCSS校正と一般校正の2つに分けています。どちらを頼むかは測る対象の精度ではなく、証明書を求めている相手が誰かで決まります。

区分得られるもの該当する人
JCSS校正JCSS校正による校正証明書発注者や品質管理の規定でJCSSを指定されている人
一般校正校正証明書(JCSSの枠外)社内の点検記録として残したい人
校正なし証明書は発行されない社外に提出する予定がない人

JCSSの指定があるとき

指定がある場合は、一般校正の証明書では差し替えが効きません。機種を決める前に、その機種がJCSS校正の対象かどうかを確かめる必要があります。

社内の記録で足りるとき

社内の管理台帳に残すだけなら一般校正で足ります。証明書には有効期限がないので、何年おきに取り直すかは自社で基準を決めてください。

湾曲したテープはJCSSの対象から外れる

コンベックスのテープが幅方向に反っているのは、伸ばしたときに真っすぐ立たせるためです。一人で長さを測れるのはこの直立性のおかげですが、同じ構造がJCSS校正では不利になります。シンワ測定のフィットギアは極立とライトギアを含めて湾曲テープのためJCSS校正の対象外で、一般校正であれば対応できると案内されています。

基準として使う1本にJCSSの証明書が要るなら、平らなテープの鋼製巻尺を別に用意する形になります。シンワ測定は鋼製巻尺を製品として扱っていませんが、鋼製巻尺のJCSS校正は受け付けていると説明しています。どちらを基準側に置くかは、巻尺とコンベックスの違いで解説している測れる長さの差も踏まえて決めてください。

校正周期にも証明書の有効期限にも決まりはない

いつ校正に出すかという周期は、規格でも定められていません。証明書そのものにも有効期限がないため、1年経ったから無効という扱いにはならない一方で、記録が今の実態に合っているかどうかは使い手が判断するしかありません。

実際にずれが出やすいのは爪の側です。コンベックスの爪は、押し当てて測るときと引っ掛けて測るときで厚みぶんの差が出ないよう、前後に動く0点補正移動爪になっています。落として爪が曲がったりリベットが緩んだりすると、この動き幅が変わって測り始めの位置がずれます。手元の直尺と突き合わせれば気づける症状で、シンワ測定の直尺はステン15cmが±0.15mm、シルバー1mが±0.20mm(いずれも20℃基準)と公開されているので、ふだんの自主点検の相手には足ります。

購入前に確かめる場所はJIS表示と証明書のアイコン

校正証明書を出せるかどうかは、製品情報に付いている校正のアイコンで分かります。シンワ測定の場合はJCSS校正と一般校正のどちらの対象かがアイコンで示されており、アイコンがない製品では校正証明書を発行できません。社外に出す記録が必要なら、買う前にこの表示を見てください。

JIS1級の表示と校正証明書は別物

目盛の等級は校正とは別の表示です。シンワ測定のコンベックスには「メートル目盛JIS1級」と記載のある機種とない機種があり、フィットギアはスマートギアに比べてメートル目盛がJIS1級で、テープに摩耗へ強いナイロンコートを使っています。コンベックスは鋼製巻尺の規格であるJIS B 7512(機械計測のJIS一覧では現行版が2018年版)の試験対象に、広幅巻尺とあわせて含まれます。ただし1級の許容差の具体値は、規格票が有料のため確認できませんでした。JISマークの品では目量を1mm・2mm・5mm・10mm・20mm・50mm・100mmのいずれかとする規定があり、規格外の目量を足した目盛は認められません。シリーズごとの違いはシンワ測定のコンベックスの型番、等級表示そのものの読み方はコンベックスのJIS1級の許容差と表示の見分け方で解説しています。

よくある質問

コンベックスの校正は何年ごとに出せばいいですか

決まった周期はありません。シンワ測定も、使用頻度や社内のルールで決めるものと説明しています。毎日現場で使う1本と月に数回しか出さない1本を同じ周期で回す理由はないので、落下の有無と使用頻度で社内の基準を作るほうが現実的です。

校正証明書は購入すると付いてきますか

通常の購入には付属せず、有償で別途依頼する形になります。製品情報に校正のアイコンがない製品では、依頼しても発行そのものができません。

校正に出せば狂ったテープは元に戻りますか

戻りません。校正はずれを測って記録する作業で、調整や部品交換とは別のものです。記録した値が自社の許容から外れていた場合は、修理できるかをメーカーに問い合わせるか、新しい1本に入れ替えるかの判断になります。

まとめ

コンベックスの校正は、周期から考えるよりも、証明書を誰に出すのかから逆算したほうが迷いません。社外提出が要るならJCSS校正か一般校正かを先に確かめ、湾曲テープの機種ではJCSSを受けられない点まで含めて機種を選びます。社内の記録だけで足りるなら、直尺との突き合わせと爪の点検を習慣にするほうが実務では役に立ちます。ぜひ本記事のアイコンの確認手順を参考に、手元の1本が証明書を出せる製品かどうかを買う前に確かめてください。

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