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日置の絶縁抵抗計はどれ?IR4051とIR4052の違いと選び分け

日置電機(HIOKI)の絶縁抵抗計で、IR4051とIR4052のどちらを買うかは、測定レンジでも確度でも決まりません。

どちらも新JIS認証の5レンジ(DC50/125/250/500/1000V)を持ち、確度は±4%rdg.で共通です。

仕様表の上段だけを見比べても、違いは書かれていません。

分かれるのは3点だけで、良否判定(コンパレータ)の応答時間が約0.8秒か約0.3秒か、別売ワイヤレスアダプタZ3210に対応するか、表示にバーグラフが付くかになります。本記事では、IR4051とIR4052の3つの違い・高電圧用のIR5051の位置づけ・型番末尾の-10や-90が示す構成差を解説します。

GOOD DIY編集部

測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

日置電機(HIOKI)の絶縁抵抗計は5レンジと落下耐性で選ばれている

日置電機株式会社は電気測定器の製造メーカーで、絶縁抵抗計のほかに接地抵抗計・クランプメータ・検電器・検相器までを横断して持っています。

絶縁抵抗計の主力はIR4051系で、新JIS認証の5レンジ(DC50/125/250/500/1000V)に確度±4%rdg.という組み合わせが共通仕様です。

低圧の屋内配線から機器の絶縁まで、測定電圧を切り替えるだけで一通り測れる構成になっています。

仕様表で読み飛ばされやすいのが現場向けの作り込みで、コンクリート上1mからの落下に耐えるドロッププルーフ設計、高輝度白色LED照明、200mAの導通チェック、DC/AC電圧測定を備えます。

電源は単3形アルカリ乾電池4本で、連続使用20時間・測定可能回数1000回がカタログ値。

専用電池ではないため、現場で切れても買い足しがききます。

なお、そもそも絶縁抵抗計で何を測っているのかから整理したい場合は、絶縁抵抗計とメガーの関係と選び方の軸で解説しています。

HIOKI(日置電機)とHiKOKIは別の会社

綴りが1字しか違わないうえ、どちらも電気・工具の分野にいるため取り違えが起きます。

HIOKIは測定器の日置電機、HiKOKIは電動工具の工機ホールディングス(旧日立工機)で、資本関係のない別会社です。

検索窓に打ち込むときや取扱店に問い合わせるときは、「日置電機の絶縁抵抗計」と社名まで添えると行き違いが減ります。

IR4051とIR4052の違いは応答速度・ワイヤレス・表示の3点

レンジ構成も確度も同じなので、比較するのは判定スピードと記録のしかただけになります。

コンパレータは測定値があらかじめ決めたしきい値を超えたかを判定する機能で、IR4051は判定結果が出るまで約0.8秒、IR4052は約0.3秒です。

1回あたり0.5秒の差ですが、分電盤の回路を端から順に当たっていく作業では、当てて待つ回数そのものが多くなります。

型番特徴向いている人
IR4051-105レンジ・±4%rdg.・判定応答は約0.8秒。スイッチ無しテストリードが付属低圧の絶縁測定を一通りこなしたい人
IR4051-11本体仕様はIR4051-10と同じで、手元を照らすライト付きテストリードが標準付属分電盤の中や天井裏など、暗い場所での測定が多い人
IR4052-51レンジ・確度はIR4051と同一。判定応答が約0.3秒、Z3210でスマホ・タブレットへ測定値を転送、バーグラフ表示付き。校正証明書一式が付く判定を数多く回し、測定値を書類に残す人
IR5051高電圧対応モデル。IR5051-90はワイヤレスセット1000Vを超える測定電圧が必要な設備を扱う人

IR5051の細かい仕様は、参照した販売店の製品情報では高電圧向けという位置づけまでしか確認できませんでした。1000Vより上のレンジが必要かどうかは設備側の条件で決まるので、測定対象の規定を先に確かめてから機種を選んでください。

用途別に見る日置の絶縁抵抗計の選び分け

低圧の屋内配線と機器の点検が中心なら

100V・200V回路の絶縁測定が業務の大半を占めるなら、IR4051-10かIR4051-11で足ります。

5レンジあるので測定電圧の選択で困る場面は少なく、確度もIR4052と同じです。

暗所での作業が多ければ、ライト付きテストリードが標準で付くIR4051-11を選ぶと、別売リードを買い足さずに済みます。

どの回路でどの測定電圧を使うかは機器側の定格で決まるため、迷う場合は測定電圧の選び方と判定値の目安で解説しています。

判定の回数が多く、測定値を記録に残すなら

竣工検査のように数十回路を連続で当たる作業では、IR4052の応答0.3秒とバーグラフ表示が作業テンポを変えます。

さらに別売のZ3210を使えば測定値をスマートフォンやタブレットへ転送できるので、読み取って手書きし直す工程が減ります。

IR4052-51は校正証明書一式が付属する構成なので、提出書類に証明書を求められる現場では最初からこちらを指定するほうが手間がかかりません。

1000Vを超える測定電圧が要るなら

高圧機器や高圧ケーブルのように、1000Vより高い測定電圧を使う規定がある対象では、IR4051系もIR4052系もレンジが届きません。

該当するならIR5051、測定値をワイヤレスで扱いたいならIR5051-90が候補になります。

機種間で比較しながら決めたい場合は、電圧レンジを軸に整理した絶縁抵抗計のおすすめと選び方もあわせて確認してください。

型番の頭文字と末尾の記号で構成が読める

日置電機の測定器は、頭のアルファベットで機種タイプが分かります。

絶縁抵抗計はIR、接地抵抗計はFT、検相器はPDで、検電器だけは3480・3481のような4桁数字です。

クランプメータは「CM+4桁」が現行の主力で、3280-10Fのような4桁数字のみの型番は旧シリーズにあたり、両方が併売されています。

接地抵抗計の3極法とクランプ式の違いやクランプメーターの選び方も、同じ頭文字のルールで製品を追えます。

末尾のハイフン以降は、本体の性能ではなく付属構成を表します。

-90はワイヤレスセット、-50は校正証明書付きといった構成違いで、IR4051-10と-11のようにテストリードの種類で枝番が分かれる例もあります。

本体の確度や測定レンジが枝番で変わるわけではないので、同じシリーズ内で迷ったら「何が同梱されるか」だけを見比べれば判断できます。

なお今回参照できたのは販売店の製品ページで、日置電機の公式サイトはシステムメンテナンス中でした。現行か終売かは時期で入れ替わるため、型番を指定して買う前に取扱店で現行品かどうかを確かめてください。

絶縁抵抗計の購入前はリード構成と校正証明書の要否を確かめる

買ったあとで買い足しになりやすいのがテストリードです。

IR4051は-10がスイッチ無し、-11がライト付きで、どちらを選ぶかで暗所作業の段取りが変わります。

片手でプローブを押さえながらもう一方で配線を探る場面が多いなら、リードに付いたライトの有無が作業時間に出ます。

校正証明書は、社内規定や提出先の求めによって必要かどうかが決まります。

要るならIR4052-51のように証明書が付く構成を最初から選ぶほうが、後から単体で手配するより話が早く進みます。

落下については、ドロッププルーフはコンクリート上1mからの落下に耐える設計という表記であって、落としたあとも確度±4%rdg.が維持される保証ではありません。

強い衝撃を与えたときは、校正に出して数値を確認してください。

メーカーを横断して候補を比べたい場合は、同じく国内の電気測定器メーカーである共立電気計器のKEWシリーズの違いと選び分けも見ておくと、レンジ構成と付属品の考え方の差が分かります。

よくある質問

IR4051とIR4052ではどちらが精度が高いですか

確度はどちらも±4%rdg.で同じです。

測定レンジも新JIS認証の5レンジ(DC50/125/250/500/1000V)で共通なので、数値性能で上下はありません。

違いは判定の応答時間(約0.8秒と約0.3秒)、Z3210によるワイヤレス転送への対応、バーグラフ表示の3点です。

IR4051-10と-11は何が違いますか

付属するテストリードが違います。

-10はスイッチ無しのリード、-11は手元を照らすライト付きテストリードが標準で付きます。

本体の測定レンジや確度は同じです。

日置電機とHiKOKIは同じ会社ですか

別の会社です。

HIOKIは測定器メーカーの日置電機株式会社、HiKOKIは電動工具メーカーの工機ホールディングス(旧日立工機)で、綴りが1字違うだけの無関係な社名です。

絶縁抵抗計のIRシリーズを扱っているのは日置電機のほうになります。

電池はどのくらいもちますか

IR4051は単3形アルカリ乾電池4本を使い、連続使用20時間・測定可能回数1000回がカタログ値です。

これは条件を揃えた測定値なので、低温下や高輝度LED照明を点けたままの運用では短くなります。

予備の乾電池を工具袋に入れておくと現場で止まりません。

落としても精度は変わりませんか

変わらないとは言えません。

IR4051のドロッププルーフ設計はコンクリート上1mからの落下に耐えるという表記で、落下後も出荷時の確度が保たれることを示すものではありません。

強くぶつけた、水に濡らしたといった心当たりがあるときは、校正に出して確認してください。

まとめ

日置電機(HIOKI)の絶縁抵抗計は、IR4051もIR4052もレンジと確度が同じなので、選択の分かれ目は判定の応答時間と測定値の持ち出し方だけになります。

低圧の点検が中心ならIR4051-10か、暗所作業が多いならライト付きリードのIR4051-11、判定数が多く書類に残すならIR4052-51、1000Vを超える測定電圧が要るならIR5051という並びです。

末尾の-10や-90は本体性能ではなく付属構成を表すため、同シリーズ内では何が同梱されるかだけを比べれば判断できます。

ぜひ本記事の3つの違いと型番ルールを参考に、作業内容に合う1台を選んでください。

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