シンワ測定の水平器はどれ?ブルーレベルの型番の違いと選び方
シンワ測定の水平器を選ぶとき、先に決まるのは精度の数値ではなく、当てる面の長さと相手が金属かどうかです。
同じブルーレベルでも、Jr.2は150mm、Pro2にはデジタル表示の450mm(75317)があり、ハンディレベル Lightは100mm(76342)と、長さごとに別シリーズが立っています。
さらに同じシリーズ内でマグネット付きが別型番になるため、73450と73490のように番号だけが違う組み合わせが並びます。
シリーズ名を覚えても、この枝分かれを知らないと売り場で手が止まります。
本記事では、ブルーレベル3ラインの役割分担・鉄骨や配管など用途別の選び分け・型番が枝分かれする条件・修理の窓口を解説します。

GOOD DIY編集部
測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
シンワ測定は水平器だけのメーカーではない
シンワ測定株式会社は、水平器のほかに曲尺(かねじゃく)やコンベックスまで扱う測定工具の総合メーカーです。
水平器を単品で企画している会社ではなく、現場で長さと角度を測る道具を一式で持っている点が、品揃えの幅につながっています。
実際、交換用の丸型気泡管φ11のような部品単位の品目まで並んでいて、気泡管という部品そのものを商品として持っているのが分かります。
水平器のラインは「ブルーレベル」を中心に、小型のハンディレベル、極小のミニレベルRevo、仮設向けの仮設工レベルへ分かれます。
どれも気泡管タイプで、当てた瞬間に読めて電池切れがないという、この形式の素直な利点をそのまま使う作りです。
角度の数値そのものが要る作業には、Pro2のデジタル450mm(75317)が用意されています。
故障や精度のずれが出たときは、シンワサービスセンター(0120-305143)に直接連絡する窓口があり、問い合わせフォームも用意されています。
ただし修理費用や、購入店を経由する必要があるかどうかは公開情報に記載がなく、確認できませんでした。
なお同社はレーザー墨出し器も「レーザーロボ」として展開していますが、気泡管の水平器とは選ぶ軸が別になるので、そちらはレーザー墨出し器の選び方6軸で解説しています。
ブルーレベルはBasic・Pro2・Jr.2で役割が分かれる
ブルーレベルという名前は単一の製品ではなく、標準のBasic、上位のPro2、小型のJr.2、そして勾配専用の一管式までを含むシリーズ名です。この4つに加えて、腰道具に入る携帯型と仮設向けが別シリーズで立っています。
| シリーズ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ブルーレベル Basic(73450/73490) | 標準ライン。73490はマグネット付 | 棚付け・建具など一般的な木部作業で1本目を選ぶ人 |
| ブルーレベル Pro2(73380/75317) | 上位ライン。73380はマグネット付、75317はデジタル450mmで防塵防水 | 水まわりや屋外で使う人、角度を数値で読みたい人 |
| ブルーレベル Jr.2(73361/73391) | 150mmの小型。73391はマグネット付 | スイッチボックスなど狭い面を測る人 |
| ブルーレベル 勾配用一管式(76358) | 勾配を見るための専用気泡管 | 排水管など傾きを意図的に付ける作業の人 |
| ハンディレベル Light 100mm(76342)/コンパクト75mm マグネット付(76228) | 携帯型 | 常時持ち歩いて確認だけしたい人 |
| ミニレベルRevo クリアキューブ(76387) | 極小サイズ | 工具箱や道具袋に常駐させたい人 |
| 仮設工レベル STRONG-MAG 150mm(73484) | 仮設・鉄骨向けの強力マグネット | 鉄骨や足場に貼り付けて両手を空けたい人 |
シリーズ名と型番は流通各社の商品一覧から採取したもので、個別型番の精度表記や寸法までは公式の型番一覧で照合できていません。購入前に商品ページの仕様欄で確認してください。
鉄骨か木部か配管かでシンワの型番は変わる
棚や建具など木部中心の作業
木部が相手ならマグネットは使う場面がないので、ブルーレベル Basicの標準型(73450)で足ります。測る面より短い水平器を当てると、面の途中の凹凸を拾って実際より傾いて見えるため、棚板や建具なら300mm前後を基準に考えて、床や長い面を見るなら600mm以上を足す形になります。
鉄骨・仮設足場での確認
貼り付けて両手を空けたいなら、仮設工レベル STRONG-MAG 150mm(73484)のようなマグネット前提の機種を選びます。
ただし磁石は金属粉を吸うので、当たり面に鉄粉が付いたまま測ると、その厚みのぶんだけ傾いて読めます。
使う前に測定面を指で払う習慣を付けてください。
鳶向けの専用設計まで比べたい場合は、エビスのトビレベルが鳶職に選ばれる理由で解説しています。
配管の勾配を見る作業
排水管は水平ではなく傾きを付けて納めるため、水平用の気泡管では判断できません。
ブルーレベルの勾配用一管式(76358)は、この傾きを見るための一本です。
1/100勾配は1mで10mmの高低差、1/1000なら1mで1mmという関係なので、図面の勾配指示をmmに直してから当てる面の長さを決めると迷いません。
長さとマグネットの有無で型番が枝分かれする
シンワの水平器は、同じシリーズの中でマグネットの有無だけが違う型番が並びます。
Basicの73450と73490、Jr.2の73361と73391がその関係で、番号は近いのに機能が違います。
通販の検索結果で上に出たほうを押さえると、マグネットが要るのに付いていない、あるいは木部しか触らないのに磁石付きを買う、ということが起きます。
長さは100mm前後・150mm・300mm前後・450mmと刻まれていて、ハンディレベル Light(76342)が100mm、Jr.2と仮設工レベルが150mm、Pro2のデジタルが450mmという並びです。
ここで誤解しやすいのが、長いほど精度が高いという読み方になります。
精度は長さとは別にmm/mで表記されるもので、長さが決めるのは「どの範囲を一つの面として見るか」だけです。
長さ・精度・素材をどう組み合わせるかは、水平器の選び方の5つの軸で解説しています。
極小のミニレベルRevo クリアキューブ(76387)は、面の傾きを厳密に出す用途ではなく、道具袋に入れておいて傾きの向きを確かめる役回りです。これ1本で棚付けまで済ませようとすると、短すぎて凹凸を拾います。
買う前に見るのはシンワの型番末尾と精度表記
商品ページで確かめる箇所は3つです。
精度表記(mm/m)
1.0mm/mは1m先で1mmのずれという意味で、度に直すとおよそ0.0573°です。度とmmを混ぜて比べると桁を読み違えるので、単位を揃えて見てください。
マグネットの有無
商品名に「マグネット付」と入るか、型番が別番になっているかで分かれます。73490・73391・73380・76228はマグネット付として扱われている型番です。
防塵防水の表記
Pro2のデジタル450mm(75317)は防塵防水とされています。水まわりや屋外で使うなら、この表記があるかどうかを見ます。
デジタル機を候補に入れるなら、電池が要るという前提も含めて判断してください。
角度の数値を記録したい作業では有利ですが、当てた瞬間に読める速さは気泡管のほうが上です。
どちらを主にするかの判断は、デジタル水平器が向く人の条件で解説しています。
なお、カタログに載っている精度は出荷時の値です。落としたあとや温度差の大きい場所で使ったあとは、平らな面に置いて180°回転させ、気泡の位置が同じかを自分で確かめてください。
よくある質問
ブルーレベルのBasicとPro2は何が違いますか
Basicが標準ライン、Pro2が上位ラインという位置付けで、Pro2にはデジタル表示の450mm(75317)のように防塵防水をうたう型番が含まれます。ただし両シリーズの精度表記の差までは公式の型番一覧で照合できていないため、精度で選ぶなら個別の商品ページの仕様欄を見比べてください。
シンワの水平器にレーザー式はありますか
レーザーを使う製品は「レーザーロボ」という別カテゴリで展開されていて、X lineとLEXIAの2シリーズがあります。壁や床に線を打つ道具なので、面に当てて傾きを見る気泡管の水平器とは選ぶ軸が違います。
水平器と水準器は別の道具ですか
多くの場面で同じ道具を指します。
建築や施工の現場では水平器と呼ぶことが多く、機械の据付に使う平形・角形の精密なものを水準器と呼び分ける文脈があるという程度の違いです。
シンワの製品名では「ブルーレベル」のようにレベルという語が使われています。
精度が狂ったら修理に出せますか
シンワサービスセンター(0120-305143)が窓口で、問い合わせフォームも用意されています。
費用や、購入店を通す必要があるかどうかは公開情報に記載がないため、症状を伝えて確認してください。
気泡管は割れると精度が戻らないので、落下させたものは測り直す前に窓口へ相談するほうが確実です。
マグネット付きと無しはどちらを選べばよいですか
当てる相手が鉄骨・配管・金属下地なら付きを選び、木部と石膏ボードだけなら無しで足ります。磁石付きは鉄粉を吸って測定面に残るため、金属を触らない人がわざわざ選ぶ理由はありません。
まとめ
シンワ測定の水平器は、ブルーレベルを軸にBasic・Pro2・Jr.2・勾配用一管式へ分かれ、さらに携帯型のハンディレベルと仮設向けの仮設工レベルが加わる構成です。
選ぶときに迷うのはシリーズ名ではなく、当てる面の長さとマグネットの有無で、同じシリーズでも73450と73490のように型番が分かれます。
角度の数値が要るならPro2のデジタル450mm(75317)、配管の傾きなら勾配用一管式(76358)というように、作業の中身から型番へたどるほうが早く決まります。
ぜひ本記事の型番の枝分かれと確認する3か所を参考に、自分の作業に足りる1本を選んでください。



