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日置のクランプメーターはどれ?CM系と3280系の違いと選び方

日置電機(HIOKI)のクランプメーターは、型番の新しさでも測定レンジでもなく、測る電流が交流だけかどうかで候補が分かれます。

現行のCM4141-50は交流専用、CM4371-50とCM4373-50は交流と直流の両方に対応します。

ここを取り違えると、太陽光のストリングや車両まわりの直流回路に当てても数値が出ません。

もうひとつ紛らわしいのが社名で、HIOKI(日置電機)とHiKOKI(工機ホールディングス)は綴りが1字違いの別会社です。

日置電機は測定器、HiKOKIは電動工具を作っています。

本記事では、現行クランプメーターの3タイプ・型番末尾の-50と-90が示す構成の違い・検索される3288の扱いを解説します。

GOOD DIY編集部

測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

日置電機(HIOKI)は点検機材を一式そろえられる測定器専業メーカー

日置電機株式会社は測定器の製造メーカーで、電気測定器では国内最大手に位置します。クランプメーターだけを作っているわけではなく、絶縁抵抗計のIR4051やIR4052、接地抵抗計のFT6031-90、検相器のPD3129、交流専用の検電器3481まで、電気工事の点検で使う機材を横断して持っています。

そのため型番の頭文字を覚えると、カタログの中で迷いにくくなります。

CMがクランプメータ、IRが絶縁抵抗計、FTが接地抵抗計、PDが検相器で、検電器だけは3481や3480のように4桁の数字です。

末尾に付く-50や-90は機能の差ではなく、校正証明書やワイヤレス機器を含めた構成の違いを表しています。

点検機材をメーカーで揃えたい場合、クランプメーターと同時に絶縁抵抗計を検討することが多くなります。メガーという呼び方との関係や選ぶときの軸は絶縁抵抗計の選び方で解説しています。

現行のクランプメーターは交流専用・交流直流兼用・リークの3タイプ

販売店の現行一覧で確認できる範囲では、日置電機のクランプメーターは次のように並びます。CM+4桁が主力で、3280のように4桁の数字だけのものは旧シリーズにあたりますが、両方が併売されています。

型番タイプ向いている人
CM3291/CM4141-50/CM4141-90交流専用分電盤や幹線で負荷電流を見る人
CM4371-50/CM4373-50/CM4373-90交流・直流兼用太陽光・蓄電池・車両など直流が混じる人
CM4003/CM4001-90交流の漏れ電流(リーク)絶縁不良の切り分けをする人
CM3286-50ACクランプパワーメータ電流だけでなく電力まで見たい人
3280-10F/3280-70F交流専用の旧シリーズ既存の運用に型番を合わせたい人

交流専用機で直流が測れないのは、方式そのものが違うためです。

交流専用はクランプの鉄心に生じる誘導を拾う作りで、直流を読むにはホール素子を組み込んだ構造が要ります。

この仕組みの違いはクランプメーターの原理で解説しています。

なお、CM4371-50とCM4373-50のあいだにどんな差があるかは、公開情報では確認できませんでした。

用途から見るクランプメーターの選び分け

分電盤や幹線の負荷電流を見る

回路ごとの電流値を押さえたいだけなら、交流専用のCM3291やCM4141-50で足ります。

注意したいのは挟み方のほうで、2本まとめて挟むと往復の電流が打ち消し合い、ほぼ0が表示されます。

挟む位置と表示の読み方はクランプメーターの使い方で解説しています。

漏れ電流を追う

漏電の切り分けでは、負荷電流用の機種をそのまま使っても分解能が足りません。

日置電機ではCM4003とCM4001-90がACリーク用として分かれており、こちらを選びます。

CM4003には出力機能が付いているため、記録側の機器とつなぐ運用も想定されています。

直流が混じる回路を測る

太陽光発電のストリング、蓄電池、車両の電装はいずれも直流です。

この用途ではCM4371-50・CM4373-50・CM4373-90から選びます。

交流専用機と兼用機の見分け方は直流が測れるクランプメーターで解説しています。

型番末尾の-50と-90が示す構成の違い

同じ測定機能でも、末尾の2桁で箱の中身が変わります。

-90はワイヤレスセットの構成で、CM4141-90・CM4373-90・CM4001-90がこれにあたります。

-50は校正証明書一式を付けた構成に使われており、CM4141-50やCM3286-50が該当します。

測定確度や表示そのものが上がる記号ではありません。

同社の絶縁抵抗計では、IR4052が別売のワイヤレスアダプタZ3210を介してスマートフォンやタブレットへ測定値を送れるとされています。

クランプメーター側の-90に同梱される機器の型番までは確認できませんでした。

無線での記録を前提にするなら、購入前に取扱店で構成品を確認してください。

検索される3288は現行一覧に見当たらない

「日置 クランプメーター 3288」で検索されることがありますが、販売店の現行一覧にこの型番は見当たりませんでした。

終売かどうかまでは確認できていないため、現行品として扱わないでください。

交流専用機を今から選ぶなら、CM4141-50かCM3291、旧シリーズで揃えたい場合は3280-10Fが現行の一覧に載っています。

型番が残っていても、取扱いは店舗や時期で変わります。古い型番の後継を探すときは、測りたいのが交流だけなのか直流を含むのかを先に決めてから、同じタイプの現行型番に置き換えるほうが確実です。

クランプメーターを買う前に確認する3点

  • 測る電流に直流が含まれるか。含まれるならCM4371-50以降の兼用機しか候補になりません
  • 校正証明書が要る現場か。要るなら-50の構成を選びます。後から取るより手戻りがありません
  • 挟む電線の太さがクランプの開口に入るか。許容する導体径は機種ごとに違うため、商品ページの仕様欄で確認してください

カタログに載っている測定確度は出荷時の値です。

落下や長期使用で狂うので、定期的な校正を前提に運用してください。

機種をまたいで比較したい場合の見方はクランプメーターの選び方で解説しています。

よくある質問

日置電機とHiKOKIは同じ会社ですか

別会社です。

HIOKIは日置電機株式会社で測定器を作っており、HiKOKIは工機ホールディングス(旧日立工機)の電動工具ブランドです。

綴りが1字違いのため、検索結果に両方が混ざります。

CM4141-50とCM4371-50の違いは何ですか

測れる電流の種類が違います。

CM4141-50は交流専用、CM4371-50は交流と直流の両方に対応します。

末尾の-50はどちらも校正証明書を含めた構成を表しており、この部分は差ではありません。

3280シリーズは今も選べますか

3280-10Fと3280-70Fは販売店の現行一覧に載っており、CM系と併売されています。ただし在庫や取扱いは店舗と時期で変わるため、購入前に確認してください。

普通のクランプメーターで漏れ電流は測れますか

負荷電流用の機種では微小な漏れ電流を読み切れません。日置電機ではCM4003・CM4001-90がACリーク用として用意されているので、漏電の切り分けが目的ならそちらを選びます。

車の暗電流を測る用途にも使えますか

直流のうえに電流が小さいため、交流専用機では測れません。

兼用機であることに加えて小電流を読める分解能が要ります。

必要な条件は車の暗電流をクランプメーターで測るで解説しています。

まとめ

日置電機(HIOKI)のクランプメーターは、交流専用・交流直流兼用・ACリークの3タイプに分かれており、ここを外すと現場で数値が出ません。

末尾の-50と-90は測定機能ではなく、校正証明書やワイヤレス構成の違いを示す記号です。

検索で出てくる3288は現行一覧に見当たらないため、現行型番へ読み替えて検討してください。

ぜひ本記事の型番の見分け方を参考に、測る電流の種類から機種を絞り込んでください。

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