SOLAの水平器はどう?オーストリア製の精度と価格帯の実際
solaの水平器で機種を分けているのは、赤いボディではなく気泡管の形状です。
FOCUSシリーズは強化アクリルをくり抜いて成型した樽型の気泡管を持ち、上部の曲面に気泡が収まる作りのため、読み取りに手間取りません。
日本で名前を見かけるのはこのFOCUSと、60cmのボックスレベルであるBIG X 60で、オーストリアで70年以上続くメーカーのわりに国内で流通している型番は多くありません。
本記事では、FOCUSの気泡管の作り・BIG X 60の60cmという長さが噛み合う作業・30年品質保証として語られる内容のうち確認できた範囲を解説します。

GOOD DIY編集部
測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
solaの水平器で先に見るのは気泡管の作り
SOLA(ソラ)はオーストリアの水平器・マーカーのメーカーで、70年以上の歴史があります。
日本ではM.R.O.トレーディングなどが輸入して扱っており、正式な法人名は公開情報では特定できませんでした。
赤いボディが目印として挙げられることが多いものの、それは現場での見つけやすさの話であって、測り心地を決めているのは気泡管のほうです。
FOCUSシリーズの気泡管は、強化アクリルの塊をくり抜いて成型した樽型になっています。
気泡が上部の曲面側に収まるので、水平器を床や棚板に当てたまま斜め上から覗いても、気泡の縁と目盛り線の位置関係が読めます。
しゃがんだ姿勢で正面から覗き込めない場面ほど、この形状の差が出ます。
あわせてルミナス効果により、暗がりや屋外でも気泡管まわりが見やすいとされています。
天井裏や分電盤の中のように光が回らない場所で水平器を使う人は、ここを基準に選んで構いません。
いっぽうで、solaの各型番の精度表記(mm/m)は国内の公開情報では確認できませんでした。
水平器の精度は長さとは別に表記されるもので、長いほど高精度というわけでもありません。
水平器の選び方の5つの軸で解説しているとおり、精度の数値は商品ページの仕様欄で型番ごとに見るのが確実です。
solaで実際に選べるのはBIG X 60とFOCUSの2つ
国内で確認できた現行の顔ぶれは、BIG X 60とFOCUSシリーズです。シリーズ数が多いブランドではないので、迷う余地は長さと気泡管のどちらを優先するかに絞られます。
| シリーズ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| BIG X 60 | 60cmのボックスレベル。箱形断面で長手方向のたわみに強い | 棚板・建具・床など、60cm前後をひとつの面として見たい人 |
| FOCUS | 強化アクリルをくり抜き成型した樽型気泡管。ルミナス効果で暗所でも読みやすい | 覗き込めない姿勢や暗い場所で測る機会が多い人 |
FOCUSの長さ展開がどこまであるのか、BIG X 60以外のBIG Xに何cmが用意されているのかは、国内の流通情報では確認できませんでした。
マグネットの有無やV溝(パイプに載せるための溝)の有無も型番ごとに違うため、買う前に製品写真の測定面と背面を見てください。
配管や設備を触るなら、V溝が無い個体はそもそも丸い面に載りません。
60cmで足りる作業と、小型でないと入らない作業
棚・建具・床の通りを見る場合
BIG X 60の60cmという長さは、棚板や扉枠、短い床面をひとつの面として扱うのにちょうど合います。
測る面より水平器が短いと、面の途中にある凹凸を拾って、実際より傾いて見えることがあります。
1mの棚板に100mmの水平器を当てて端から端まで送っていく測り方だと、どこが基準なのか分からなくなりがちです。
長さを合わせるほうが先で、精度の数値はその次に見る順番になります。
コンセントまわりや狭い隙間に入れる場合
スイッチボックスの取り付けや、家具の足元のように手が入らない場所では、60cmは長すぎます。
この用途に使える100mm前後の小型がsolaのラインアップにあるかは確認できませんでした。
腰道具に挿して持ち歩くサイズの小型水平器が要るなら、ポケットサイズの水平器が使える作業の範囲を読んでから、長さの異なる2本を使い分ける前提で揃えるほうが現実的です。
角度を数値で控える必要がある作業、たとえば勾配を1/100で指定されているような場合は、気泡管だけでは読み切れません。数値表示が要るかどうかはデジタル水平器と気泡管の精度差で整理しています。
30年品質保証は条件まで確認できなかった
solaについて語られることの多い「30年品質保証」は、M.R.O.トレーディング扱いの製品に付くとされていますが、何が対象で何が対象外なのか、受付の窓口と手順がどうなっているのかは確認できませんでした。
年数そのものを購入の決め手にしないほうがよいでしょう。
気泡管は割れると精度が戻らない部品なので、落下させた個体を保証で直せるかどうかは、販売店に購入前の段階で聞いておくのが確実です。
取扱いについても、輸入品である以上は店舗や時期で変わります。
実店舗の工具売り場で常時並んでいるブランドではないため、型番を指定して取り寄せられるかを販売店に確かめてください。
あわせて、海外ブランドの水平器で比較候補に挙がりやすいのはボッシュの水平器のシリーズ構成と精度で、こちらは国内に修理の窓口があります。
サポート経路を重く見るなら、仕様より先にそこを比べる手もあります。
なお、レーザーで水平を出す機器はこのカテゴリとは別の道具です。壁の全周に基準線を出したいなら気泡管では代わりが利かないので、レーザー墨出し器の選び方の6つの軸を見てください。
よくある質問
solaはどこの国のメーカーですか
オーストリアの水平器・マーカーのメーカーで、70年以上の歴史があります。
日本ではM.R.O.トレーディングなどが輸入して扱っています。
正式な法人名は公開情報では特定できませんでした。
FOCUSとBIG X 60はどちらを買えばいいですか
測りたい面が60cm前後ならBIG X 60、暗い場所や覗き込めない姿勢で読む機会が多いならFOCUSの気泡管形状が噛み合います。長さと読みやすさのどちらを優先するかで決めてください。
solaの水平器の精度はどれくらいですか
型番ごとの精度表記(mm/m)は国内の公開情報では確認できませんでした。
商品ページの仕様欄で確認してください。
カタログ精度は出荷時の値なので、落下させたあとや温度差の大きい場所で使ったあとは、平らな面で前後を反転させて気泡の位置が変わらないかを自分で見てください。
マグネット付きの型番はありますか
solaのどの型番にマグネットが付くかは確認できませんでした。
鉄骨や配管に貼り付けて両手を空けたいなら、製品写真の背面にマグネットが写っているかを見てください。
磁石付きは鉄粉を吸うので、当たり面に付いた粉を拭いてから測る習慣も要ります。
デジタル表示のモデルはありますか
国内で流通しているsolaのデジタル表示モデルは確認できませんでした。角度の数値そのものを控える作業なら、デジタル表示の機種を別に用意するほうが早いでしょう。
まとめ
solaで選べるのはBIG X 60とFOCUSの2つで、分かれ目は60cmという長さを使うか、樽型気泡管の読みやすさを取るかです。
精度表記・マグネット・V溝の有無は型番ごとに違い、国内の公開情報では確認できなかった項目も残りました。
30年品質保証も条件が分からないため、販売店に確かめてから判断してください。
ぜひ本記事のFOCUSの気泡管の作りと長さの考え方を参考に、自分が測る面の長さに合う1本を選んでください。



