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エビスの水平器の評判は?トビレベルが鳶職に選ばれる理由

エビスの水平器が現場で名指しされるのは、ボディの頑丈さよりも気泡管を自社で作っているからです。

気泡管は水平器の心臓部で、割れたり気泡の大きさが狂ったりすると精度は戻りません。

株式会社エビスはその部品を自社で製造している国内でも数少ないメーカーで、1954年の創業から水平器を専門に作り続け、1999年には水平器を製造する工場として日本で最初にISO9001を取得しています。

もう一つ、検索でつまずきやすいのが「エビスダイヤモンド」という名前です。

これは別会社のブランドではなく、株式会社エビスの登録商標にあたります。

本記事では、気泡管の自社製造が意味すること・トビレベル・プロとポストレベルの使い分け・長さと磁石の決め方を解説します。

GOOD DIY編集部

測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

エビスの水平器を支えているのは自社製の気泡管

水平器の精度を決めているのは、アルミのボディではなく中に入っている気泡管です。

ボディが無傷でも、気泡管にひびが入れば読んだ値は信用できません。

株式会社エビスは、この気泡管を自社で製造している国内でも数少ない水平器の専業メーカーです。

創業は1954年、設立は1990年で、本社と工場は新潟県燕市にあります。

代表は丸山清氏、資本金は5,000万円という規模で、製品は国内で製造されています。

1999年には水平器を製造する工場として日本で最初に品質保証のISO9001を取得しており、この取得順は同社の立ち位置を示す数少ない客観的な事実です。

自社ブランドのほかに各社のOEM、つまり他社ブランドとして売る製品の製造も手がけています。

売り場で別のブランド名が付いた水平器を手に取ったときに、中身が同社製ということもあるわけです。

水平器そのものの選び方から確かめたい場合は、水平器と水準器の違いと選び方の5つの軸で解説しています。

エビスダイヤモンドのシリーズは職種で分かれている

同社のラインは「長さ違いの同じ形」が並んでいるのではなく、どの職種の作業に合わせるかで形が変わります。足場の組立用には腰道具からの出し入れを速くした形、柱の鉛直出し用には立てて使う形、というように役割が先に決まっているため、作業の種類が決まれば候補は数本に絞れます。

シリーズ特徴向いている人
トビレベル・プロ(ED-TBPB ほか)大型シャックルで腰道具から素早く出し入れできる。カラビナ対応シャックルと落下防止コード対応シャックルを内蔵し、超強力磁石付き足場組立・鉄骨工事に携わる人
トビレベル-2/トビ・ライトレベル ミニ(ED-16TBLM)同じ足場向けの派生モデル腰回りを軽くしたい人
ポストレベル(ED-POSMB)鉛直出し用柱・支柱・ポストの垂直を見る人
エビスダイヤモンド ベーシックレベル(ED-15N ほか)汎用のベーシックライン棚付けや一般的な水平出しが中心の人
磁石付きデジタルレベル(ED-60DGLMN)角度を数値で表示するデジタルタイプに磁石を組み合わせた構成傾きを数値で記録したい人

表のうち上の2つは足場向けで役割が近いため、迷うのはトビレベル系・ポストレベル・ベーシックレベルの3タイプのどれかという段階になります。

作業別に見るエビスの水平器の選び分け

足場組立や鉄骨まわり

トビレベル・プロが前提になります。

鳶職(とびしょく)の作業は高所で片手がふさがるため、磁石で鉄骨に貼り付けて両手を空けられるかどうかが作業時間を左右します。

カラビナ対応シャックルと落下防止コード対応シャックルを両方内蔵しているので、工具の落下防止措置を取ったうえで使える点も、足場上では実務的な条件です。

柱や支柱の鉛直を出す

ポストレベルが鉛直出し用として用意されています。角形の水平器を柱の2面に当て直して確認するやり方と比べ、立てた状態で縦の通りを見る作業に形が合っています。

棚付けや一般的な水平出し

エビスダイヤモンド ベーシックレベル(ED-15N ほか)で足ります。

鉄部に貼り付ける場面がほとんどないなら、超強力磁石の付いた足場向けモデルを選ぶ理由はありません。

磁石は金属粉を吸い寄せるので、当たり面に付いた鉄粉がそのまま読みの狂いにつながります。

角度を数値で読みたい

磁石付きデジタルレベル(ED-60DGLMN)が該当します。

勾配を数値で指示される配管や、傾きを記録に残す作業ではデジタル表示が手早い一方、電池が切れれば読めなくなるため、気泡管タイプと役割が入れ替わるわけではありません。

どちらを主役にするかはデジタル水平器と気泡管の精度差と選ぶべき人の条件で解説しています。

長さは測る面に合わせ、磁石は当てる相手で決める

長さの決め方

測る面より短い水平器を当てると、面の途中の凹凸だけを拾って実際より傾いて見えます。

コンセントやスイッチボックスのような小さな対象は100mm前後、棚板や建具は300mm前後、床や長い壁面は600mm以上が目安です。

長いほど精度が高いわけではなく、長さは「どの範囲をひとつの面として見るか」を決める数字にすぎません。

磁力とV溝

鉄骨や足場のように当てる相手が金属なら超強力タイプが働きますが、木部中心の作業では不要です。

配管に載せて測るなら、測定面にV溝があるかどうかを仕様表で確かめてください。

磁力の強さそのものを比べたい場合は、新潟精機SKの超磁力レベルの磁力と精度の実際も判断材料になります。

精度はmm/m、つまり1mあたり何mmまでのずれを許すかで表記されます。1.0mm/mはおよそ0.0573°で、長さとは別の項目として書かれているため、型番の数字から読み取ることはできません。

通販で選ぶなら気泡管の数と磁石の有無を仕様表で確かめる

写真だけでは判断できない項目が3つあります。

気泡管が水平の1本だけなのか垂直や45°まで入っているか、背面に磁石が付いているか、精度が何mm/mで表記されているか。

この3点はいずれも商品ページの仕様表に書かれているので、見比べれば同じ外見の2本でも別物だと分かります。

型番の記号から機能を当てにいくのはおすすめしません。

ED-60DGLMNのようにデジタルと磁石を思わせる並びはありますが、記号の定義を示した公開資料は確認できませんでした。

末尾の文字ではなく仕様表の記載で判断してください。

カタログに載っている精度は出荷時の値です。

落としたあと、あるいは夏の車内に積みっぱなしにしたあとは、平らな面で向きを180°変えて同じ読みになるかを自分で確かめてから使ってください。

なお、床や壁にラインを照射して基準を出す道具は水平器とは別のカテゴリで、レーザー墨出し器の選び方の6つの軸で解説しています。

よくある質問

エビスとエビスダイヤモンドは別の会社ですか

同じです。

「エビスダイヤモンド」は株式会社エビスの登録商標で、同社製品に付けられているブランド名にあたります。

2社が存在するわけではありません。

エビスの水平器はどこで作られていますか

本社と工場は新潟県燕市にあり、三条営業所と杣木工場を併設しています。国内製造で、精度を左右する気泡管も自社で製造しています。

トビレベル・プロは鳶職以外が使っても意味がありますか

当てる相手が鉄骨・鉄部中心なら、超強力磁石と落下防止コード対応シャックルは一般の作業でも働きます。ただし木部の造作や家具の据え付けが中心なら、ベーシックレベルで足ります。

気泡管が狂ったら修理してもらえますか

対応の可否と費用は機種と症状で変わるため、購入店かメーカーに問い合わせて確認してください。気泡管は割れると精度が戻らない部品なので、持ち運び時にぶつけない保管方法のほうが現実的な対策になります。

他社の水平器と精度を比べるにはどこを見ますか

mm/m表記を突き合わせます。

実例として、タジマのボックスレベルは水平±1.00mm/m、垂直と45°の気泡管が±1.50mm/mと表記されており、1本の中でも向きによって値が違います。

表記の読み方はタジマのボックスレベルと型番の選び方で解説しています。

まとめ

エビスを選ぶ理由は、水平器の精度を決める気泡管を自社で製造している専業メーカーだという一点に集約されます。

シリーズは長さ違いではなく職種別に分かれているため、足場や鉄骨ならトビレベル・プロ、柱の鉛直ならポストレベル、棚付けなどの汎用作業ならエビスダイヤモンド ベーシックレベル、角度を数値で読むなら磁石付きデジタルレベルという順で候補が決まります。

ぜひ本記事の選び分けと仕様表で確かめる3点を参考に、自分の作業に合う1本を選んでください。

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