クロキンの水平器の評判は?急に名前を聞くようになった理由
腰道具にちょうどいい水平器を探していて、黒いロゴの「クロキン」にたどり着いた。
ところが会社名で検索しても、それらしいメーカーのページが出てこない。
クロキン(KUROKIN 黒金)は独立した会社ではなく、ペンチとニッパで知られるフジ矢株式会社のブランド名です。
コンセプトは電気工事士の腰道具を一式で揃えること。
水平器のラインアップも広くはなく、確認できたのはスイッチボックス用のアルミ水平器FTL-93-BG(93×49×15mm・15g)です。
本ページでは、ブランドの成り立ち・FTL-93-BGの寸法とケガキ穴が効く場面・93mmでは足りない作業まで、まとめて紹介します。

GOOD DIY編集部
測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
クロキンはフジ矢のブランド名で、電工の腰道具を一式そろえる設計
まず押さえておきたいのが、クロキンは製品ブランドであってメーカー名ではないという点です。
作っているのはフジ矢株式会社。
ペンチ・ニッパで知られる工具メーカーで、業界では長く名の通った会社です。
「どこの会社か分からない新興ブランド」ではありません。
ブランドの狙いは「電気工事士の腰道具をすべて揃える」こと。
工具を1点ずつ買い足していくのではなく、腰袋の中身をまとめて組めるように品目が並んでいます。
機能とデザインを両立させる方針がラインアップ全体に通っていて、黒を基調とした外観もその流れ。
水平器は主役ではなく、その一式の中の1アイテムという位置づけです。
検索されている量は増えています。
ブランド名の検索数は12ヶ月で+165%、前年同月比で+136%。
伸びている割に、検索してもフジ矢という社名に行き当たらないことがあり、ここで「聞いたことのないブランド」と受け取られやすい構図になっています。
実際は製造元がはっきりしているブランドです。
水平器のラインアップはスイッチボックス用のFTL-93-BGに絞られる
クロキンの水平器として確認できたのは、アルミ水平器(スイッチボックス用)FTL-93-BGの1機種です。
300mmや600mmといった長尺の展開は確認できませんでした。
シリーズから選ぶ、という買い方にはなりません。
仕様は次のとおり。
| 項目 | 仕様 | どこで効くか |
|---|---|---|
| 寸法 | 93×49×15mm | スイッチボックスや連用枠の幅に収まる。腰袋のポケットに立てて挿せる |
| 質量 | 15g | 1日ぶら下げても腰への負担がほぼ増えない |
| ボディ | アルミ | 樹脂より当たり面が痩せにくい。この寸法ならたわみも問題にならない |
| マグネット | 付き | ボックスや金属下地に貼り付けて、両手を空けられる |
| ケガキ穴 | 付き | 水平を出した位置にそのまま印を落とせる。持ち替えが1回減る |
ケガキ穴とマグネットが同居しているのが、この機種の性格をよく表しています。
貼って、読んで、印を付ける。
ここまでを片手で完結させる形です。
93mmが効くのは箱回りまで、棚や建具には長さが足りない
スイッチボックス・コンセント回り
この寸法がいちばん噛み合うのがここです。
水平器は、測りたい面より短いと途中の凹凸を拾って実際より傾いて見えます。
逆に、面より大きく長い水平器を狭い箱に当てても、基準にしているのは箱の外側の壁になってしまう。
連用枠や露出ボックスのように相手が100mm前後なら、100mm前後の水平器で見るのが素直です。
分電盤内やボード開口の中など、長物が入らない場所でも取り回せます。
棚板・建具・床
ここは93mmでは受け持てません。
棚や建具は300mm前後、床や長い壁面は600mm以上が目安になります。
棚板の水平を93mmで見ると、板の反りや下地のわずかな凹凸を拾って、板全体としては傾いたまま止まることがある。
長さの考え方そのものを整理したいなら、水平器の長さと精度の選び方で扱っている「どの範囲を1つの面として見るか」から決めてください。
FTL-93-BGは、あくまで箱回り専用の1本として腰に挿しておく道具です。
もう1つ、マグネット付き特有の注意。
鉄骨や配管の近くで使うと当たり面に鉄粉が付きます。
付いたまま当てれば、その厚みぶん傾いて読める。
使う前に一拭きする習慣を付けておくと安全です。
クロキンを買う前に、精度表記とマグネットの当たり面を確かめる
商品ページで最初に見てほしいのが精度表記です。
水平器の精度はmm/mで書かれ、1.0mm/mはおよそ0.0573°にあたります。
FTL-93-BGの気泡管精度については、公開情報で数値を確認できませんでした。
数値を条件に選びたい場合は、購入前に販売ページや外装の表示を確認してください。
電工向けでは精度を明記した製品もあり、たとえばマーベルの電工レベルML-200Mは0.50mm/mと表記されています。
次にマグネットの当たり面。
貼り付けて使う前提なら、測定面とマグネット面が同一の面になっているか、実物の写真で確かめておくといいでしょう。
そしてケガキ穴の位置。
印を落とす場所が自分の墨付けの手順に合うかどうかで、使い勝手が変わります。
角度そのものを数値で読みたい作業、たとえば勾配を付けた配管やアングルの取り付けが混ざるなら、気泡管では読み取れません。
その場合はデジタル水平器が向く条件のほうを先に確認してください。
電設向けに長さ違いまで含めて一式そろえたいなら、選択肢はデンサンの電設向けラインアップのほうが広い。
小型1本で足りるかを他社と見比べたい人はトラスコのポケットレベルが効く作業も参考になります。
よくある質問
クロキンはどこのメーカーですか
フジ矢株式会社です。
クロキンは同社のブランド名で、独立した会社ではありません。
フジ矢はペンチ・ニッパを主力とする工具メーカーです。
クロキンの水平器は何種類ありますか
確認できたのはアルミ水平器(スイッチボックス用)FTL-93-BGの1機種です。
300mmや600mmといった長尺の展開は確認できませんでした。
取扱いは店舗や時期で変わるため、購入前に販売ページで最新の品目を確認してください。
FTL-93-BGの精度はどれくらいですか
気泡管精度のmm/m表記は、公開情報の範囲では確認できませんでした。
精度の数値を条件にするなら、商品ページや外装の表示で確認するのが確実です。
なおカタログ精度は出荷時の値なので、落下させたあとは自分で確認してください。
平らな面に置いて気泡位置を読み、本体を180°反転させて同じ位置に来るかを見る方法が簡単です。
スイッチボックス以外にも使えますか
金属下地への貼り付けや、狭い開口部の水平確認には使えます。
ただし93mmという長さなので、棚板や建具のように面が長いものの基準にはなりません。
そこは300mm以上の水平器を別に持つことになります。
まとめ
クロキンはフジ矢のブランドで、電気工事士の腰道具を一式で組むという発想からできています。
水平器として確認できたのはFTL-93-BGの1機種。
93mm・15g・マグネットとケガキ穴という構成は、スイッチボックスや連用枠まわりに用途を絞った作りです。
棚や床まで1本でまかなうつもりで買うと長さが足りません。
箱回り専用の1本と割り切れるなら噛み合いますし、長尺も必要なら別に300mm以上を用意する前提で考えてください。



