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デンサンの水平器はどう?電設向けラインアップの特徴と型番

デンサンという社名の会社を探しても見つかりません。

デンサンはジェフコム株式会社が電設作業工具に付けているブランド名で、40年以上使われてきた名前です。

水平器の現行ラインは ML-2MSHX・ML-2MT・ML-2MKP・ML-NMX の4モデルで、シリーズが何本も枝分かれしているわけではありません。

4つのうち3つが「ML-2M」で始まり、磁石なしと明記されているのは ML-NMX だけです。

つまり迷うのは、どのシリーズかではなく、マグネットが要るかどうかと本体側の形状という2点に絞られます。

本記事では、ジェフコムとデンサンの関係・現行4モデルの違い・型番の2MとNMで分かれる磁石の有無を解説します。

GOOD DIY編集部

測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

デンサンは会社名ではなくジェフコムの電設工具ブランド

製造しているのはジェフコム株式会社で、電設工具・電気材料・照明機器・LAN機材を手がける総合メーカーです。

デンサンはそのうち電設作業工具に付けられたブランド名なので、商品ページでは「デンサン」、会社情報では「ジェフコム」と表記が分かれます。

同じ製品を指していながら名前が2つ出てくるため、別会社のOEMだと思われることがあります。

社名の変遷をたどると理由が分かります。

1972年2月14日に日本電産株式会社として設立され、1981年12月にデンサン工業株式会社、1990年10月にジェフコム株式会社へ商号変更しました。

社名としてのデンサンは1990年に無くなり、ブランド名だけが残ったという形です。

なお、モーターの日本電産(現ニデック)とは無関係の別法人です。設立時の商号がたまたま同じでしたが、資本関係も事業のつながりもありません。

ブランドの性格としては、水平器が単独の主力商品ではなく、電設作業工具の一部として並んでいる点が挙げられます。電工向けに作られた水平器が一般的なアルミ製レベルと何が違うのかは、電工レベルが別物である理由で解説しています。

デンサンの水平器は現行4モデルで、差は本体側の作り

公開されているラインナップは次の4つです。気泡管で水平・垂直を見るという基本は共通で、分かれているのは本体に付いた仕掛けのほうになります。

型番カタログ上の分類向いている人
ML-2MSHXつまみ穴付タイプ本体に指を掛けて片手で扱いたい人
ML-2MTホールソー用ホールソーでの穴あけが作業に含まれる人
ML-2MKP壁ピタくん現物の形状を見比べたうえで選びたい人
ML-NMX磁石なし・彫刻目盛り磁石を使わない場所で測る人

ホールソーは円形の穴を開ける刃物で、天井板や壁材にダウンライトや換気扇の穴を抜くときに使います。

ML-2MT がその作業に対してどう噛み合う形状なのかまでは、公開情報では構造の説明を確認できませんでした。

ML-2MKP の「壁ピタくん」も製品名であって、通常タイプとの差がどこにあるかは商品ページの写真で形を見比べるのが確実です。

ML-NMX の「彫刻」は、目盛りが印刷ではなく刻まれていることを指します。塗料が擦れても線そのものは残るため、現場で本体が汚れても目盛りの位置が追えます。

デンサンの水平器は、当てる相手が金属かどうかで決まる

4モデルのうち3モデルがマグネット付きである以上、最初に決めるのは磁力の要否です。ここが決まれば候補は3つか1つかに割れます。

金属ボックスや電線管に当てる場合

鉄製のアウトレットボックス、電線管、分電盤の鉄板に貼り付けて使うなら、マグネット付きの ML-2M 系から選んでください。

貼り付けている間は両手が空くので、片手で本体を押さえながらビスを締める必要がなくなります。

電設の現場で水平器にマグネットが標準的に付いているのは、この持ち替えを減らすためです。

ホールソーでの穴あけが多い場合

天井や壁に開口を取る作業が日常的にあるなら、カタログでホールソー用と分類されている ML-2MT が候補に入ります。ただし、どの寸法のホールソーを想定した作りなのかは公開情報に書かれていないため、手持ちの刃物のサイズと合うかは購入前に販売店へ確認してください。

木部や樹脂が中心で磁石が要らない場合

当てる相手が木下地や樹脂製ボックスばかりなら、磁力は使いません。

むしろマグネットは鉄粉を吸い寄せるので、当たり面に付いた粉を拭かずに測ると、そのぶん浮いて傾きが変わります。

磁石を使う予定がないなら ML-NMX のほうが管理は楽です。

型番の「2M」と「NM」から読めること、読めないこと

ML-NMX だけが磁石なしと明記されているので、「2M」と「NM」が磁力の有無で分かれていると読めます。とはいえ、これは分類表記から逆算した整理であって、ジェフコムが型番の命名規則を公開しているわけではありません。

型番の文字だけで磁石の有無を判断せず、商品ページの分類名か仕様欄を見てください。

末尾の「SHX」「T」「KP」「X」が何を表すかについても、記号の一覧は公開情報で確認できませんでした。

つまみ穴付・ホールソー用・壁ピタくん・彫刻という分類名のほうが、記号より先に意味を持っています。

型番を暗記するより、分類名で覚えたほうが売り場で間違えません。

型番の体系が整理されているメーカーもあれば、デンサンのように分類名が先に立つメーカーもあります。各社の得意分野と型番の付け方の違いは主要各社の比較で解説しています。

長さと精度の表記は商品ページで確かめる

水平器選びで最初に決まるのは長さです。

測る面より短い水平器を当てると、面の途中の凹凸だけを拾って実際より傾いて見えます。

コンセントやスイッチボックスのような小さい開口なら100mm前後、棚や建具なら300mm前後、床のように長い面なら600mm以上が目安になります。

デンサンの4モデルそれぞれの全長は公開情報で確認できなかったので、商品ページの寸法欄を見て、普段当てている面の長さと突き合わせてください。

精度は mm/m、つまり1mあたり何ミリまでのずれを許容するかで表記されます。

1.0mm/m はおよそ0.0573°で、長い水平器ほど精度が高いという関係ではありません。

長さと精度は別々に表記される項目です。

この4モデルの精度表記も確認できていないため、数値が必要なら仕様欄を直接読む必要があります。

そしてカタログに載っている精度は出荷時の値です。

腰道具から落とした後や、炎天下の車内に置いた後は、平らな面に置いて気泡の位置を読み、本体を180°回して同じ位置に来るかを自分で確かめてください。

気泡管は割れると精度が戻りません。

長さ・精度・素材をどの順で決めるかは水平器選びの5つの軸で解説しています。

よくある質問

デンサンとジェフコムは別の会社ですか

同じです。

ジェフコム株式会社が会社名で、デンサンはその電設作業工具のブランド名になります。

1981年12月から1990年10月まではデンサン工業株式会社という社名でしたが、現在は商号がジェフコムに変わっています。

モーターの日本電産(ニデック)と関係がありますか

関係はありません。ジェフコムは1972年の設立時に日本電産株式会社という商号でしたが、ニデックとは資本関係も事業のつながりもない別法人です。

磁石が付いていないモデルはどれですか

ML-NMX です。

カタログで磁石なし・彫刻目盛りと分類されています。

鉄粉を吸わせたくない場所で使うならこのモデルを選んでください。

角度を数値で読みたいのですが、デジタル表示のモデルはありますか

現行4モデルにデジタル表示があるかは、公開情報では確認できませんでした。勾配の数値そのものを読みたい作業が中心なら、気泡管式にこだわらずデジタル水平器と気泡管の精度差を見たうえで判断するほうが早いです。

水平器の代わりにレーザーを使えますか

用途が重なるのは一部だけです。

水平器は当てた面そのものの傾きを読む道具で、レーザー機器は離れた2点へ基準線を飛ばす道具になります。

部屋をまたぐ基準が要る作業ならレーザー墨出し器の選び方が該当しますが、スイッチボックス1個の水平出しには水平器のほうが手数が少なくて済みます。

まとめ

デンサンの水平器で迷う点は、シリーズの多さではなく、マグネットが要るかどうかと本体の形状の2つだけです。

鉄製ボックスや電線管に貼り付けて両手を空けたいなら ML-2M 系、磁石を使わず鉄粉も拾いたくないなら ML-NMX という分かれ方になります。

長さと精度の数値は4モデルとも公開情報で確認できなかったため、普段当てている面の長さを決めてから仕様欄を読むのが確実です。

ぜひ本記事の分類名の読み方と確認すべき仕様欄を参考に、自分の作業に合う1本を選んでください。

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