シンワの下地探し|どこ太とセンサーの選び分けを解説
シンワ測定で下地探しの道具を揃えようとすると、針式や磁石式ではなく、水平器とレーザー墨出し器が先に並びます。公式の製品カテゴリで確認できるのはレーザーロボ X lineやLEXIAといったレーザー墨出し器と、ブルーレベルを中心にした水平器で、下地探し専用機の型番は今回参照した範囲では照合できませんでした。
壁のどこに柱があるかを探す作業と、見つけた位置に棚を水平に取り付ける作業は別の工程で、シンワ測定の製品が噛み合うのは後者の計測側です。本記事では、シンワ測定の製品ラインで確認できる範囲・ブルーレベルBasicとPro2とJr.2の違い・下地探し本体に使う3タイプの道具の選び分けを解説します。

GOOD DIY編集部
測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
シンワ測定の製品ラインで下地探しに関わるのはどこか
シンワ測定株式会社は測定工具の総合メーカーで、水平器・曲尺(かねじゃく)・コンベックスなど計測全般を手がけています。
ブランドとして名前が通っているのもこの計測分野で、壁の中の柱を探す専用機については、今回参照した公式の製品カテゴリと流通各社の一覧では型番を確認できませんでした。
取扱いは店舗や時期で変わるので、シンワ測定の製品として買うつもりなら、商品ページのメーカー表記を見てから判断してください。
公式カテゴリで確認できるのはレーザーと水平器の2タイプ
レーザー墨出し器ではレーザーロボ X lineとレーザーロボ LEXIAの2シリーズが並び、X lineはコーンミラーで単一光源から360°を照射する構造です。
回転ベースが着脱でき、外せば低い位置の墨出しにも対応します。
X line-Eは単3アルカリ乾電池4本またはACアダプターで動き、自動補正は±4°、防塵防水はIP54、3段階の明るさ調整とラインメモリ機能を備えます。
水平器側はブルーレベルが中心で、ハンディレベルやミニレベルRevo、仮設工レベルまで長さと用途で枝分かれしています。
柱を探す工程と、水平を出す工程は分けて考える
石膏ボードの裏に柱があるかどうかは、針を刺すか、ビスを磁石で拾うか、センサーで密度差を読むかのいずれかでしか分かりません。
水平器もレーザー墨出し器も、壁の中を透視する道具ではないので、この工程には使えないです。
逆に、下地の位置が決まったあとで棚受けを一列に並べる作業は水平器の仕事になります。
壁の厚みごとの反応の出方は石膏ボードの下地の探し方で解説しています。
下地探し本体は針・磁石・センサーの3タイプで選ぶ
針式は細い針を石膏ボードに刺し、止まるか抜けるかの手応えで柱の有無を判断します。
針穴は残りますが、柱に当たったかどうかを誤解のしようがない形で返してくれるのが利点で、針の到達深さから壁の厚みも読めます。
手順は下地探しどこ太の使い方で解説しています。
磁石式は壁に穴を開けません。
ボードを留めているビスの頭に磁力で吸い付かせ、ビスが縦に並ぶ列から柱の通りを割り出す使い方になります。
ただしビスの位置を拾っているだけなので、柱の幅そのものは分かりません。
割り出しの考え方は磁石式の下地探しの使い方で解説しています。
センサー式は壁の密度差を電気的に探知するタイプで、広い面を手早くなぞれる反面、壁紙の種類や壁の厚み、配線の有無で反応が変わります。
探知方式ごとの得手不得手は下地センサーの選び方で解説しています。
3タイプのどれから入るか迷う段階なら、下地探しのやり方を先に読んだほうが遠回りになりません。
シンワの水平器はブルーレベルの3ラインで分かれる
下地の位置が決まったあとに使う水平器は、ブルーレベルのBasic・Pro2・Jr.2という3ラインが軸になります。違いは精度の等級ではなく、当てる面の大きさと、現場で受ける扱いの荒さです。
| シリーズ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ブルーレベル Basic(73450/73490) | 標準ライン。73490はマグネット付 | 棚付けや家具の据え付けなど、手持ちの1本目を決めたい人 |
| ブルーレベル Pro2(73380/75317) | 上位ライン。73380はマグネット付、75317は450mmのデジタルで防塵防水仕様 | 角度を数値で記録したい人、水掛かりのある場所で使う人 |
| ブルーレベル Jr.2(73361/73391) | 150mmの小型。73391はマグネット付 | 腰道具に常時入れておきたい人 |
| ブルーレベル 勾配用一管式(76358) | 勾配専用の気泡管 | 配管や排水で意図的に傾きを付ける人 |
| ハンディレベル Light 100mm(76342)/コンパクト75mm(76228) | 携帯型。76228はマグネット付 | 狭い場所に入れて使いたい人 |
| ミニレベルRevo クリアキューブ(76387) | 極小サイズ | 工具箱の隅に常備しておきたい人 |
| 仮設工レベル STRONG-MAG 150mm(73484) | 強力マグネット付 | 鉄骨や足場に貼り付けて両手を空けたい人 |
ここに挙げた型番は流通各社の商品一覧から採取したもので、公式の型番一覧とは照合できていません。個別の精度表記や付属品は、購入前に商品ページで確かめてください。
用途別の選び分けは、当てる面の長さから決まる
棚板・建具まわり
棚受けやドア枠なら300mm前後が扱いやすい長さです。測る面より短い水平器を当てると、面の途中の凹凸を拾って実際より傾いて見えるので、棚板が600mmあるなら300mmで2か所を見るより、長い1本で通しを見るほうが結果が安定します。
スイッチボックス・分電盤まわり
コンセントやスイッチプレートのような狭い面には、ブルーレベル Jr.2の150mmやハンディレベルの100mm・75mmが収まります。金属のボックスに当てるならマグネット付きのほうが手が1本空きます。
鉄骨・足場
仮設工レベル STRONG-MAGのように強力なマグネットを持つ機種は、鉄骨に貼り付けたまま読めます。
ただし磁石は金属粉を吸うので、当たり面に鉄粉が噛んだまま測ると、その厚みのぶんだけ傾いて出ます。
貼る前に測定面をひと拭きしてください。
配管の勾配
排水や配管では水平ではなく勾配を付けるため、勾配用一管式が候補になります。1/100勾配は1mで10mmの高低差、1/1000なら1mで1mmという関係なので、必要な勾配がどちらなのかを図面で確かめてから選んでください。
下地探しとシンワの水平器を買う前に確認する3点
確認するのは型番末尾・精度表記・修理窓口の3点です。
末尾の数字でマグネットの有無が変わる
Basicの73450と73490、Jr.2の73361と73391のように、シンワの水平器は同じシリーズでもマグネットの有無で型番が分かれます。見た目の写真ではどちらも同じアルミのボディに見えるので、商品名の「マグネット付」の表記まで読んでから注文してください。
精度はmm/mで読む
水平器の精度はmm/m、つまり1mあたりの許容誤差で表記されます。
1.0mm/mはおよそ0.0573°にあたり、度とmmを混ぜて比較すると桁を取り違えます。
長い水平器ほど精度が高いわけでもなく、長さは「どの範囲を1つの面として見るか」を決めるものです。
選び方の全体像は水平器とは?水準器との違いと失敗しない選び方で解説しています。
修理はシンワサービスセンターが窓口
カタログの精度は出荷時の値なので、落下や温度変化のあとは自分で確認する前提になります。
狂いが疑われる場合の窓口はシンワサービスセンター(0120-305143)で、問い合わせメールフォームも用意されています。
修理費用や購入店経由の要否については、公開情報に記載がありませんでした。
よくある質問
シンワ測定に針式の下地探しはありますか
今回参照した公式の製品カテゴリと流通各社の一覧では、下地探し専用機の型番を確認できませんでした。針式そのものの使い方と、柱に当たったときの手応えの見分け方は下地探しどこ太の使い方で解説しています。
レーザーロボ X lineで下地の位置は分かりますか
分かりません。
レーザー墨出し器は壁や床に基準となるラインを照射する道具で、壁の内部を探知する機能はないです。
下地の位置を出したあとで、その高さを部屋全体に振り出す用途なら向いています。
機種選びの軸はレーザー墨出し器とは?選び方の6つの軸で解説しています。
ブルーレベル BasicとPro2のどちらを選べばいいですか
角度を数値で残す必要がなく、屋内の棚付けが中心ならBasicで足ります。Pro2を選ぶ理由になるのは、75317のようにデジタル表示で角度を読みたい場合と、防塵防水の仕様が要る場所で使う場合です。
マグネット付きを選んでおけば間違いないですか
木部だけを測るなら不要です。
マグネットは金属粉を吸い寄せるので、当たり面に付いた鉄粉を拭かずに使うと測定値がずれます。
鉄骨や配管に当てる頻度が低いなら、マグネットなしのほうが管理は楽です。
まとめ
シンワ測定の製品で下地探しの工程そのものを担う専用機は、今回の確認範囲では見つかりませんでした。
このブランドが噛み合うのは、針や磁石やセンサーで柱の位置を決めたあと、その位置に棚受けや器具を水平に取り付ける工程です。
水平器を選ぶときは、当てる面の長さからシリーズを絞り、金属に貼るかどうかでマグネットの有無を決め、最後に型番末尾を商品ページで照合する順序が迷いません。
ぜひ本記事のシリーズ比較と3点の確認項目を参考に、自分の壁と作業に合う1本を選んでください。



