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水平器のガブリとは何?アカギの製品名と使われる現場の条件

アカギの水平器を探しているなら、選択肢は実質1つです。

株式会社アカギが出しているのはクリップ式水平器「ガブリ」(品番A16134)で、シンワ測定やエビスのように長さ違い・精度違いのシリーズが並ぶ構成ではありません。

アカギはもともと配管支持金具のメーカーで、ガブリは配管の水平を出すという1つの作業に絞り込んだ道具です。

そのため「汎用の水平器を1本買いたい」という目的には向きません。

逆に、ステンレス管や塩ビ管の勾配・水平を毎日確認する設備配管の仕事なら、板状の水平器をパイプの上に載せて押さえる手間が消えます。

以下、会社の実態と品番、対応する管サイズ、そして他社の水平器とどう使い分けるかを整理します。

GOOD DIY編集部

測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

アカギ(ガブリ)の水平器の位置づけ

製造元は株式会社アカギです。

配管支持金具(吊りバンド・ダクター類・保温材用のサポートなど)を手がけるメーカーで、水平器そのものを主力にしている会社ではありません。

ガブリはその配管周りの製品群の中から出てきた、現場発想の測定具という位置づけです。

ここで最初に押さえておきたいのが名前の扱いです。

「ガブリ」は製品名であって会社名ではありません。

検索すると「ガブリ 水平器 メーカー」のような形で調べられていますが、探すべき社名は株式会社アカギです。

また、水平器・水準器の分野にはKODブランドを展開するアカツキ製作所という別の会社があり、社名の頭が似ているため混同されやすいところです。

両社は資本関係のない別会社で、製品ラインもまったく異なります。

対象層は明確で、設備配管・給排水・空調配管に関わる職種です。

汎用の水平器メーカーが「長さのバリエーション」で選ばせるのに対し、アカギは「配管に挟む」という一点で差を付けています。

したがって、木工やタイル、建具の水平を見たい人が最初に買う1本ではありません。

ガブリ 水平器の現行型番と仕様

現行品はクリップ式水平器 ガブリ A16134の1点です。

A16134はアカギの商品コードで、この記号のどの桁が何の仕様を表すかという体系は公開されていません。

したがって「A16135なら長尺版」のような読み替えはできず、型番違いで選ぶという発想自体が不要です。

ガブリを買うと決めたなら、探すのはこの1品番だけです。

仕組みは名前のとおりで、パイプを挟み込んで固定してから気泡を読みます。

一般的な板状(I型・ボックス型)の水平器は、丸いパイプの上に載せると自立しません。

片手で押さえながら気泡を読み、もう片方の手で管を保持するという二律背反が起きます。

ガブリはクリップでパイプを掴むため、この押さえる手が要らなくなります。

対応する管種はステンレス管・塩ビ管・鉄管などで、管種を問いません。

金属だけを狙うマグネット式とは違い、塩ビでもそのまま使えるのがクリップ方式の利点です。

新潟精機の超磁力レベルのようなマグネット式は鉄骨や鉄管には強いものの、塩ビ管や樹脂管には貼り付きません。

ここが方式の違いとしてはっきり出る部分です。

ガブリが挟める管サイズと75A以上の測り方

挟み込めるのは最小でVB管15A(銅管・被覆銅管の細径)から、上はVU75までです。

VUは薄肉の塩ビ管の規格で、屋内排水などで使われる呼び径です。

この範囲が、日常的に扱う細径から中径の配管をおおむねカバーします。

では75Aを超える太い管はどうするか。

ガブリはひっくり返して管の上に置くことで水平が取れる構造になっており、メーカーは75A〜125Aの管についてこの使い方を案内しています。

つまりクリップとして使う範囲と、載せて使う範囲の2段構えです。

1つの道具で細径から125Aまで面倒を見られるという点が、現場での持ち替えを減らします。

注意点として、載せて使うモードでは当然ながら管の頂点に安定させる必要があります。

太径でも管の上面がきれいでない場所、たとえば保温材が巻かれている状態やサビ・塗膜が浮いている箇所では、読みが甘くなります。

これはガブリに限らず、水平器全般で当たり面の状態が精度を左右するという話です。

測る前に当たり面を手で払う習慣は、どのメーカーの製品でも同じように効きます。

配管の勾配とガブリの関係

配管作業では、水平をゼロにしたい場所と、意図的に勾配を付ける場所があります。

排水管なら1/100や1/50といった勾配を確保する必要があり、1/100勾配は1mで10mmの高低差、1/1000なら1mで1mmです。

勾配を数値で管理したい場面では、勾配用の気泡管を持つ機種やデジタル表示の傾斜計のほうが直接的です。

ガブリの役目は、まず「その管が水平から外れていないか」「支持を決める前に狂っていないか」を、両手を使わずに素早く確認することにあります。

勾配の数値管理まで含めて1本で済ませたいなら、勾配気泡管付きの製品やデジタルタイプを併用する構成のほうが実務に合います。

水平器の種類ごとの向き不向きは水平器と水準器の違いと選び方の基本で整理しているので、まず全体像を確認してから足りない部分をガブリで埋めるという順番が無駄がありません。

なお、レーザーで基準線を出して配管の通りや高さを追う方法もありますが、これは水平器とは別カテゴリの道具です。用途と機種選定はレーザー墨出し器の選び方6つの軸にまとめています。

他社の水平器と比べたガブリを選ぶ理由・選ばない理由

選ぶ理由は3つに絞れます。

1つ目は、丸いパイプに固定できること。

板状の水平器では成立しない保持の問題を構造で解決しています。

2つ目は、管種を問わないこと。

マグネット式は金属限定ですが、クリップは塩ビでも樹脂でも掴みます。

3つ目は、15Aから125Aまでを1つでカバーする範囲の広さです。

選ばない理由も明確です。

まず長さのバリエーションがありません。

水平器は「測りたい面の長さに近いものを選ぶ」のが原則で、面より短いと途中の凹凸を拾って実際より傾いて見えます。

壁や床、建具のような面を見る作業では、300mmや600mmといった長さの選択肢を持つメーカーのほうが合理的です。

シンワ測定のブルーレベルの型番構成タジマのボックスレベルとセフの選び方は、まさにその長さと精度の組み合わせで選ぶ製品群です。

次に、汎用性が低いことです。

ガブリはパイプ専用に近い設計なので、1本目の水平器としては役に立つ場面が限られます。

電気工事のようにボックスやスイッチプレートの水平を見る作業ならマーベルの電工レベルのような職種特化モデルが最短で、鉄骨・足場中心ならエビスのトビレベルのほうが用途に噛み合います。

ガブリは「2本目以降の、配管専用の1本」と考えるのが正しい位置づけです。

ガブリの水平器を選ぶべき人の条件

次の条件に当てはまるなら、ガブリは検討する価値があります。

配管の水平確認が日常業務にある人。

1人で管を保持しながら測る場面が多い人。

ステンレス・塩ビ・鉄が混在する現場で、管種ごとに道具を持ち替えたくない人。

そして15Aから125Aの範囲を主に扱う人です。

とくに脚立の上や天井内など、両手が塞がると危険な姿勢で測る作業が多いほど、クリップ式の価値が出ます。

反対に、次の条件なら他社を選ぶべきです。

測る対象が壁・床・建具などの平面が中心なら、長さで選べる汎用の水平器が正解です。

勾配の数値を頻繁に読み取る必要があるなら、勾配気泡管付きかデジタルタイプを検討します。

125Aを大きく超える大口径が主戦場なら、長尺の水平器のほうが管の通りを面で見られます。

そして水平器をこれから1本目として買う段階なら、まず汎用機を持ってから、必要になった時点でガブリを足すほうが失敗が少ないです。

価格帯についても触れておきます。

水平器は数百円の樹脂製から、機械据付用の精密水準器まで幅があり、何が価格を決めるかは主に精度・ボディ素材・長さ・付加機能です。

ガブリのような機構を持つ専用品は、同じ寸法の一般的な気泡管水平器より構造が複雑になる分、単純な板状の製品と同列には比較できません。

判断は「その機構が自分の作業時間をどれだけ削るか」で見るのが実際的です。

よくある質問

ガブリはどこのメーカーの水平器ですか

株式会社アカギの製品です。

ガブリは製品名で、会社名ではありません。

アカギは配管支持金具を手がけるメーカーで、ガブリはそのラインナップの中のクリップ式水平器です。

KODブランドのアカツキ製作所とは別会社です。

ガブリの型番は何種類ありますか

公開情報で確認できる現行品はクリップ式水平器 ガブリ A16134の1点です。

長さ違いや精度違いのシリーズ展開は確認できません。

型番の記号が仕様差を表す体系になっているかも公開されていないため、探すときはこの品番で照会するのが確実です。

塩ビ管でも使えますか

使えます。

ステンレス管・塩ビ管・鉄管など管種を問わずに挟めるのがクリップ式の利点です。

マグネット式の水平器は金属にしか貼り付かないため、塩ビが多い現場ではこの差が大きく出ます。

75Aより太い管には使えませんか

挟み込めるのはVU75までですが、それより太い75A〜125Aの管については、ガブリをひっくり返して管の上に置くことで水平が取れます。クリップとして使う範囲と、載せて使う範囲で使い分ける形です。

ガブリ1本で水平器は足りますか

配管専用と考えたほうがよいです。

壁・床・建具のような平面を見る作業では、測る面の長さに近い寸法の水平器が必要になります。

1本目としては汎用の水平器を用意し、配管作業の効率化としてガブリを追加する構成が現実的です。

まとめ

アカギの水平器は、クリップ式水平器ガブリ(A16134)の1点に集約されています。

長さや精度でシリーズを選ぶタイプの製品ではなく、「丸いパイプを挟んで、片手を空けたまま水平を読む」という1つの課題に対する答えです。

対応管種を問わず、15Aから挟み込みでVU75まで、ひっくり返せば125Aまで面倒を見られます。

選ぶかどうかの判断は単純です。

配管の水平確認が日常にあり、1人で管を保持しながら測る場面が多いなら、この機構は作業時間に直結します。

測る対象が平面中心なら、長さで選べる汎用メーカーの製品を先に持つべきです。

そして名称の混同には注意してください。

ガブリは製品名、会社は株式会社アカギ、KODのアカツキ製作所とは別会社です。

この3点を押さえておけば、探し物で迷うことはありません。

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