HiKOKIのレーザー墨出し器はある?マルチボルト対応の有無
ハイコーキのレーザー墨出し器を選ぶとき、最初に確かめたいのは電源の種類です。
UG25シリーズはマルチボルト(36V)に対応しておらず、工具バッテリーを共用するタイプではありません。
電動工具をハイコーキでそろえていても、墨出し器のためにバッテリーを使い回す想定では選べないということです。
現行はUG25S2・UG25UA2・UG25U2・UG25M2の4機種で、レーザー色はレッドが中心。
型番の後半が1〜2文字違うだけなので、商品ページを並べても差が分かりにくくなっています。
本記事では、UG25シリーズの機種の違い・バッテリー共用ができない理由・終売になったUG25MBCY2(J)とUG25MBY2の扱いを解説します。

GOOD DIY編集部
測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ハイコーキの墨出し器はUG25シリーズに集約されている
工機ホールディングス株式会社が製造するHiKOKIブランドは、旧・日立工機が2018年に名称を変えたものです。電動工具としては丸ノコからインパクト、エンジン工具まで幅広く展開していますが、レーザー墨出し器についてはUG25という一本の系列にまとまっていて、機種数そのものが多くありません。
この集約のされ方は、選ぶ側にとっては利点と手間の両方になります。
候補が4機種しかないので迷う幅は狭く、現行で検討すべきはUG25S2・UG25UA2・UG25U2・UG25M2だけです。
一方で、グリーンレーザー機やフルライン機まで含めた幅広い比較をしたい場合、ハイコーキの中だけでは選択肢が足りません。
レーザー色はレッドが中心で、明るい屋内や屋外での見やすさを最優先に置くなら、他社のグリーン機も含めて検討したほうが条件に合います。
レーザー墨出し器の選び方の6つの軸では、色とライン構成をどの順番で決めるかを解説しています。
マルチボルトのバッテリーはハイコーキの墨出し器に使えない
UG25シリーズはマルチボルト(36V)非対応です。
ハイコーキの36Vバッテリーを何本も持っていても、墨出し器の電源としては装着できません。
UG25シリーズは工具バッテリー共用モデルではないため、電動工具をハイコーキで統一していることが墨出し器選びの理由にはならない、と考えたほうが実態に合います。
ここで他社への乗り換えを考える人がいますが、乗り換えれば解決するとも限りません。
マキタの墨出器も充電式は10.8Vスライド式専用で、18Vや14.4Vの工具バッテリーは装着できないので、「共用したいならマキタ」という単純な置き換えは成り立たないのです。
工具バッテリーで墨出し器を動かしたいなら、マキタの10.8Vスライド式工具をすでに持っていることが条件になります。
それ以外の人にとっては、どのメーカーを選んでも墨出し器は墨出し器として電源を用意する前提です。
現場での運用で考えるなら、電池を持ち歩く手間と充電で回す手間のどちらが自分に合うかで決めてください。
乾電池方式は現場で調達しやすく、長期間使わない時期があるなら抜いておけば液漏れも避けられます。
専用バッテリー方式は連続点灯時間で有利ですが、充電器ごと現場に持ち込む運用になります。
UG25S2・UG25UA2・UG25U2・UG25M2の違いと向いている人
現行4機種の違いは型番の後半に表れていますが、商品ページに並ぶ仕様の中で実際に選択を左右するのは、ライン構成と受光器対応の有無です。ここが決まれば残りは絞れます。
| シリーズ | 位置づけ | 確認したい点 |
|---|---|---|
| UG25S2 | 現行ラインの中の1機種 | 取扱説明書が公開されているので、照射パターンと使用範囲を先に読む |
| UG25UA2 | UG25U2と型番が1文字違い | 末尾Aの有無で仕様が分かれるため、商品ページを並べて照合する |
| UG25U2 | UG25UA2との対比で選ぶ | 受光器の対応機種表に自分の受光器があるか |
| UG25M2 | 終売したUG25MBY2系と型番が近い | 検索で出てきた型番が現行かどうかを確かめる |
各機種のライン数・精度・使用範囲の個別数値は、公開資料で横並びに確認できたのがUG25S2の取扱説明書だけでした。
そのため4機種の数値を並べた比較はここでは書きません。
購入前には、メーカーの製品ページか取扱説明書で、縦・横・地墨のどれが出るかと受光器対応の可否を機種ごとに読んでください。
型番が似ているぶん、販売店のページで別機種の仕様を見てしまう取り違えが起きやすい部分です。
別売の傾斜雲台で据え方を変える
ハイコーキには別売部品として傾斜雲台(B)00334981が用意されています。
本体を傾けて据える場面で使うもので、本体側だけでは作れない角度を出せます。
三脚や脚立に載せるときは、脚を広げたあとに本体の重みをかけて据わりを確認してから照射してください。
据わりが甘いまま墨を打つと、ラインが合っていても作業中にずれます。
用途別に見たハイコーキの噛み合いかた
屋内の内装・設備工事で使う場合
レッドレーザーは暗い屋内であれば目視で足ります。
間仕切りの振り出しや配線の高さ出しのように、照らす相手が近く、照度も抑えられている現場なら、色でグリーン機を選ぶ必要はありません。
UG25シリーズの中から、必要なラインの向きが出る機種を選べば用は足ります。
屋外や明るい現場で使う場合
屋外の明るさではレッドのラインは目視できなくなるため、受光器との併用が前提になります。
購入前に、受光器が対応機種に含まれているかを必ず確認してください。
受光器は別売で、同一メーカーの対応する組み合わせでないと検出できません。
明るい屋外が主戦場なら、色とライン構成から機種を選び直したほうが早いので、ライン数と色で選ぶ基準をあわせて見ておくと候補が整理できます。
DIYで棚付けや家具の据え付けに使う場合
点と線が1本ずつあれば足りる作業なら、墨出し器よりも水平器のほうが手早く済みます。
壁の1面に棚受けを並べる程度であれば、300mm前後の水平器で面を見るほうが段取りが少なくなります。
道具をどちらから買うか迷っているなら、水平器の選び方の5つの軸で長さの決め方を解説しています。
終売になったUG25MBCY2(J)とUG25MBY2
検索でUG25MBCY2(J)やUG25MBY2が出てくることがありますが、どちらも販売終了した型番です。
中古や在庫品の情報が残っているため現行のように見えることがあり、型番の並びがUG25M2と近いぶん混同も起きやすくなっています。
新品で探すなら現行4機種から選んでください。
終売品で気をつけたいのは、本体が手に入っても付属品や受光器の組み合わせが確認しにくい点です。
修理対応の可否も型番と時期で変わるため、中古を検討するなら購入前にメーカーへ型番を伝えて問い合わせてください。
取扱いは店舗や時期で変わるので、在庫の有無は実際の販売先で確かめることになります。
買う前にハイコーキの商品ページで見ておく4か所
確認する箇所は4つです。
1つ目は照射パターンで、縦・横・地墨のどれが何本出るかを読みます。
2つ目は受光器の対応機種表で、屋外で使うなら自分が買う受光器の型番が載っているかを照合します。
3つ目は電源方式で、マルチボルトが使えない前提で、乾電池を持ち歩く運用にするか充電で回すかを決めてください。
4つ目は精度の表記です。
精度は「±1mm/7m」のように、距離とセットで書かれます。
7m離れた位置でのずれが最大1mmという意味なので、距離が伸びればずれも比例して大きくなります。
ただしカタログに載っている値は出荷時のものです。
落下させたあとや、気温差の大きい車載で運んだあとは、既知の基準面に当てて自分で確認してから墨を打ってください。
墨出し器を一人で据えて使う場面が多いなら、重しで固定する道具も用意しておくと作業が止まりません。
使い方は墨出しもっててくんの使い方で解説しています。
よくある質問
ハイコーキの36Vバッテリーは墨出し器に使えますか
使えません。
UG25シリーズはマルチボルト(36V)非対応で、工具バッテリー共用モデルではありません。
電動工具のバッテリーを流用する前提では選べないので、電源方式は墨出し器単体で考えてください。
ハイコーキにグリーンレーザーの機種はありますか
ハイコーキのレーザー墨出し器はレッドが中心です。
グリーンレーザーを前提に探すなら、他社のグリーン機も含めて比較したほうが候補が集まります。
グリーンが見やすいのは、同じ出力なら人の目が緑色の光をより明るく感じるためで、明るい屋内や屋外で差が出ます。
UG25MBY2はまだ買えますか
UG25MBY2とUG25MBCY2(J)はどちらも販売終了した型番です。新品として流通しているかは時期と店舗で変わるため、現行で選ぶならUG25S2・UG25UA2・UG25U2・UG25M2の4機種が対象になります。
屋外で使うときに受光器は必ず必要ですか
屋外の明るさではレッドのラインが目視できなくなるため、受光器との併用が前提です。受光器は別売で、対応機種の組み合わせでないと検出できないので、本体と受光器の型番を照らし合わせてから買ってください。
落としたあとも精度は保たれますか
保たれるとは言えません。
カタログの精度は出荷時の値で、落下や強い振動のあとは狂うことがあります。
落とした直後は、長さの分かっている基準面や既知の水平面に当てて、ずれが出ていないかを自分で確認してください。
まとめ
ハイコーキのレーザー墨出し器を選ぶときは、マルチボルトのバッテリーが使えないことを出発点にしてください。
電動工具をハイコーキでそろえていても墨出し器の電源には関係がなく、他社に乗り換えても工具バッテリーの共用が成立するのは限られた条件だけです。
現行はUG25S2・UG25UA2・UG25U2・UG25M2の4機種で、型番が近いぶん販売店のページで別機種の仕様を見てしまう取り違えも起きます。
ぜひ本記事の照射パターン・受光器対応・電源方式・精度表記という4か所の確認手順を参考に、終売したUG25MBY2系と現行機を取り違えないよう型番を照合してから選んでください。



