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光る水平器は必要か?LED付きが効く暗所作業と選ぶときの条件

分電盤の扉を開けて水平器を当てたところ、気泡管が自分の影に入って読めない。

天井裏や床下でも同じことが起きます。

売り場で「光る」とうたわれた水平器は、中身をみると蓄光タイプとLEDライト内蔵タイプの2つに分かれます。

前者は明るい場所で光をためてから暗所で読むもので、自ら発光しているわけではありません。

後者はボタン電池などで気泡管を照らします。

どちらが要るかは、暗い場所にいる時間の長さでほぼ決まる。

本ページでは、光る水平器の2つの方式・蓄光とLEDの分け方・光る機能を優先して長さと精度を外さないための順番まで、まとめて紹介します。

GOOD DIY編集部

測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

光る水平器は蓄光とLEDの2種類に分かれる

「光る」という表示が指しているのは、ほとんどの場合この2つです。

蓄光タイプは、明るい場所で光エネルギーをためて暗所で放出する材料を、気泡管の周囲や本体側面に配したもの。

電池は要りません。

そのかわり、暗所に入る前に光を当てていなければ何も見えない。

ここを知らずに真っ暗な床下へ持ち込むと、まったく役に立ちません。

LEDタイプは、小さなライトで気泡管を直接照らします。

スイッチを押している間だけ点くもの、押すたびに切り替わるものなど点灯方式は機種ごと。

電池切れという弱点はありますが、いつ持ち込んでも同じ明るさで読めます。

もう一つ、蛍光色の気泡管液や拡大レンズで見やすくしただけの製品も「視認性が高い」として同じ棚に並びます。これは明るい場所での読みやすさを上げたもので、暗所では光りません。

タイプ光り方電源向く場面
蓄光事前に当てた光を暗所で返す不要短時間の確認、電池管理をしたくない人
LEDライト付きライトが気泡管を照らすボタン電池・乾電池暗所での連続作業
蛍光気泡管・拡大レンズ光らない(見やすさのみ)不要屋内の通常照明下

暗い場所にいる時間で蓄光とLEDを分ける

分電盤の扉を開けて数十秒だけ当てる、という使い方なら蓄光で足ります。

作業前に照明の下を通っているので、そこで十分に光をためられる。

天井裏に上がって何か所も測る、夜間の外構で長く作業する、といった場合はLED側です。

蓄光は時間とともに暗くなっていくため、長丁場では途中から読めなくなります。

もう一つの分かれ目が、手が空いているかどうか。

暗所ではライトを持つ手が必要になり、水平器を押さえる手と合わせて両手が塞がります。

当てる相手が鉄骨や配管、金属製のボックスなら、マグネット付きを選んで貼り付けてしまうほうが早い。

磁力の強さで貼り付く相手が変わるので、マグネット付き水平器の磁力の違いもあわせて見ておくといいでしょう。

角度の数値そのものを読みたいなら、バックライト付き液晶を持つデジタルという選択肢もあります。

暗所では気泡より数字のほうが読みやすい場面もある。

ただし電池と起動が前提になるので、デジタル水平器と気泡管の精度差で使いどころを確認してから決めてください。

蓄光の残光時間は数値で書かれないことが多い

蓄光タイプについて、明るさや残光時間を数値で表示した水平器の仕様表記は確認できませんでした。

輝度の等級は安全標識の分野で使われる考え方で、水平器のパッケージに載っている例は見つかっていません。

つまり、どのくらい持つかを買う前に比較する手がかりは、実質的にないということです。

そこで実務側で吸収します。

暗所に入る直前、手持ちのライトを気泡管に数十秒当てておく。

これで入った直後の読み取りは通ります。

作業が長引きそうなら、途中でもう一度当て直す。

これが蓄光の正しい使い方で、「蓄光だから暗くても見える」と考えていると外します。

LED側も事情は似ていて、明るさをルーメンで書いた製品はほとんどありません。

仕様表から読み取れるのは電池の種類と点灯方式くらい。

ここで確認しておきたいのは、照らしているのが気泡管であって測る面ではない、という点です。

手元全体を照らすヘッドライトの代わりにはならない。

光る機能より先に、長さと精度を外さない

蓄光もLEDも付加機能です。選ぶ順番としては後ろに来る。先に決めるのは長さです。

測る面より短い水平器を当てると、面の途中にある凹凸だけを拾って、実際より傾いて見えます。

逆に測りたい範囲より長すぎると、範囲の外まで含めて平均した値になる。

スイッチボックスや分電盤内の機器なら100mm前後、棚や建具は300mm前後、床や長い面は600mm以上が目安です。

精度はmm/m表記で、1mあたり何mmまでのずれを許容するかを示します。

1.0mm/mは角度に直すと約0.0573°。

タジマのボックスレベルは水平が±1.00mm/m、垂直と45°の気泡管が±1.50mm/mです。

マーベルの電工レベルML-200Mは0.50mm/m。

光るかどうかと精度は別の欄に書かれているので、混同しないこと。

なお、これらは出荷時の値です。

落としたあとは自分で確認してください。

長さと精度の決め方を先に固めたい場合は、水平器の選び方の5つの軸のほうから順に追うと迷いが減ります。

商品ページのどこに光る仕様が書いてあるか

見るのは仕様表の「機能」欄と「使用電池」欄の2か所です。

蓄光なら「蓄光」「蓄光気泡管」「蓄光テープ付」といった語が機能欄に入ります。

LEDなら「LEDライト付」「照明付」。

そして使用電池の欄に型番が書かれていれば、それは電池で光るタイプです。

逆にこの欄が空欄でありながら「見やすい」とだけ書かれている製品は、蛍光気泡管や拡大レンズによる視認性向上であって、暗所では光りません。

実店舗ならブリスターパックの台紙裏面に同じ表が刷られています。

もう一点。

「水平器 光る」で検索すると、ラインを壁や床に照射するレーザー墨出し器も結果に混ざります。

あちらは気泡管を照らす道具ではなく、基準線そのものを投影する機器で、用途も価格帯も別。

壁一周に基準を出したいという話であれば、レーザー墨出し器の選び方の6つの軸のほうを見てください。

よくある質問

蓄光タイプはどのくらいの時間読めますか

残光時間を数値で明記した水平器の表示は確認できませんでした。

蓄光材は時間の経過とともに暗くなっていく性質があるため、暗所に入った直後がもっとも読みやすく、そこから落ちていきます。

長時間の作業を前提にするなら、蓄光ではなくLED付きを選ぶほうが確実です。

LEDライト付きは電池が切れたら使えなくなりますか

光らなくなるだけで、水平器としては使えます。

気泡管は電源と無関係に動くので、手元をライトで照らせば通常どおり読めます。

ただ、暗所作業が前提なら予備電池を腰道具に入れておくほうが手間は少ない。

電池の型番は購入時に控えておくといいでしょう。

100円ショップに光る水平器はありますか

蓄光やLED付きの水平器が100円ショップで常時扱われているかは確認できませんでした。

取扱い品目は店舗と時期で変わります。

売り場と、どの作業まで任せられるかについてはダイソーの水平器の種類と使える範囲にまとめています。

まとめ

光る水平器を選ぶときの分岐は単純で、暗い場所にいるのが数十秒なら蓄光、数十分なら電池式のLEDです。蓄光は事前に光を当てる一手間が要り、それを忘れると暗所でまったく読めません。

そのうえで、光る機能は長さと精度を決めたあとに足す条件だと考えてください。

測る面に合わない長さを選べば、どれだけ気泡管がよく見えても読み取った結果は現物とずれます。

仕様表では「機能」欄と「使用電池」欄、この2か所を見れば方式は判別できます。

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