山真のドットエイリアンはどう?レーザー墨出し器としての実力
山真製鋸のレーザー墨出し器は「エイリアン」という共通のシリーズ名で並んでいるため、機種を決める手がかりは名前そのものではなく、その前後に付く色の表記と波長のほうに入っています。本記事の確認時点で仕様まで追えた現行機はドットエイリアン RD-06で、光源は635nmの赤色レーザー、水平・鉛直とも±1mm/7m、屋内約10mに対して受光器を併用した屋外が約20mという構成です。
グリーンエイリアン・レッドエイリアンという名前も山真が使っていますが、RD-06と同じ土俵で並べられる仕様は確認できませんでした。本記事では、山真製鋸とY'sGOD Japanの関係・ドットエイリアン RD-06の照射パターンと精度・エイリアン系の名前で検索したときに見るべき仕様欄を解説します。

GOOD DIY編集部
測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
山真のレーザー墨出し器は「エイリアン」の名前で並んでいる
山真製鋸株式会社は、レーザー墨出し器の専業メーカーではなく、総合ワークツールメーカーとして工具全般を手がけています。
製品のブランド表記には Y'sGOD Japan が使われていて、山真製鋸とY'sGOD Japanは同じ会社を指します。
通販サイトによってどちらの名前が前に出るかが変わるため、別メーカーの製品に見えることがあります。
シリーズ名からは色もライン数も分からない
山真のレーザー墨出し器は、ドットエイリアン・グリーンエイリアン・レッドエイリアンのように、エイリアンを軸にした名前で展開されています。
グリーンとレッドは色が名前に入っていますが、ドットエイリアンのように色を含まない名前もあるので、シリーズ名だけを見てレーザーの色を決めつけないでください。
実際、ドットエイリアン RD-06の光源は635nmで、これは赤色域にあたります。
照射されるライン数も名前には現れません。
墨出し器は必要なラインの向きと本数で選ぶ道具なので、候補を絞る段階では仕様欄の照射パターンと使用範囲を直接読むほうが早いです。
選ぶ順番そのものに不安があるなら、レーザー墨出し器の選び方の6つの軸で、屋内外・ライン構成・色・電源をどの順で決めるかを解説しています。
ドットエイリアン RD-06の仕様と照射パターン
現行機で仕様を確認できたドットエイリアン RD-06は、前後左右の鉛直ラインとセンターライン、110°の水平ライン、鉛直クロス、矩(かね)ライン、そして地墨(じずみ)ポイントを照射します。
地墨は本体の真下に落ちる基準点のことで、床に打った墨の上へ本体を据えるときに使います。
鉛直が4方向に出るため、間仕切りの振り出しのように直角を取りながら進む作業にも対応する構成です。
| 項目 | ドットエイリアン RD-06 |
|---|---|
| 光源 | 可視半導体レーザー 635nm 2.5mW以下(地墨は650nm) |
| 水平・鉛直ライン精度 | ±1mm/7m |
| 直角精度 | 90°±0.012° |
| 制動方式 | 磁気制動(ジンバル式) |
| 自動補正範囲 | ±5° |
| 電源 | 単3アルカリまたは充電池3本・約4時間 |
| 使用範囲 | 屋内約10m/受光器使用の屋外約20m |
| その他 | 受光器対応の屋外モード、ON/OFF確認用LEDランプ |
±1mm/7mは、7m離れた位置でのずれが最大1mmという意味で、距離が伸びればずれも比例して大きくなります。
ただしこれは出荷時の値なので、落としたあとや温度差の大きい現場へ持ち出したあとは、自分で壁を使って往復確認してください。
制動は振り子の自重で水平を出す磁気制動のジンバル式で、センサーとモーターで整準(せいじゅん)する電子式とは構造が違います。
山真のRD-06が噛み合う作業と、距離で外れる場面
屋内10mの範囲なら用途は広い
使用範囲が屋内約10mなので、住宅やテナントの一室を一つの基準で進める作業には足ります。
鉛直が前後左右に出て矩ラインも持つため、壁の建て込み、間仕切りの振り出し、天井下地の通し、設備機器の芯出しといった内装側の作業に向きます。
直角精度が90°±0.012°と明記されている点は、矩を多用する人にとって比較の材料になります。
屋外は受光器とセットで考える
屋外では日射でラインが目視できなくなるため、RD-06も受光器を使った場合の到達距離として約20mが示されています。
屋外モードを持っているのはこの併用を前提にしているからで、受光器は別売になるのが一般的なうえ、同一メーカーの対応機種でないと検出できません。
外構や土間で使う予定があるなら、本体と受光器の組み合わせを先に確認してください。
電源は単3形3本で連続約4時間です。
工具用のリチウムイオンバッテリーは装着できないので、予備の乾電池を腰袋へ入れておく運用になります。
なお、短い面の水平を見るだけなら墨出し器を据えるより気泡管のほうが速く、水平器の選び方の5つの軸で、測る面の長さと水平器の長さの合わせ方を解説しています。
ヤマシンのグリーン機を探すときに確認する仕様欄
グリーンエイリアンという名前で検索している人が知りたいのは、山真にグリーンラインの機種があるかどうかだと思います。
山真がグリーンエイリアン・レッドエイリアンという名称を使っていること自体は確認できましたが、各機の波長・ライン構成・使用範囲といった仕様は確認できませんでした。
そのため本記事で数値を挙げられるのはドットエイリアン RD-06だけです。
販売ページで実機を見分けるときは、シリーズ名ではなく次の3か所を読んでください。
まず光源の波長で、500nm台なら緑色域、635nmや650nmなら赤色域です。
次に使用範囲の表記で、屋内何mと受光器使用時何mが別々に書かれているかを見ます。
最後に照射パターンで、鉛直が何方向に出るか、地墨ポイントが付くかを確かめます。
この3つが分かれば、名前が何であろうと他社機とも並べて比べられます。
同じ出力なら人の目は緑色をいちばん明るく感じるため、明るい屋内や窓際ではグリーンが有利です。
一方、暗い室内で近距離の作業が中心ならレッドでも不足しません。
色を含めた候補の絞り込みは、ライン数と色で選ぶ用途別の基準で解説しています。
山真の墨出し器を買う前に確かめる3点
確かめる点は3つです。受光器の対応、三脚の取り付け、そして購入後の精度確認の手順になります。
受光器と三脚は別売を前提に見積もる
RD-06は受光器対応と屋外モードを備えていますが、受光器が同梱されるかはセット内容次第です。
商品ページの付属品欄に受光器と三脚が書かれているかを確認し、書かれていなければ別途そろえてください。
三脚に載せるときは、脚を開いて床に荷重をかけ、据わりが安定していることを確かめてから本体を固定します。
足場板の上や土の上では、設置後に人が歩いただけで沈んで基準がずれます。
届いたら最初に自分で精度を見る
カタログの±1mm/7mは出荷時の値で、輸送中の衝撃までは保証しません。
壁から一定距離に据えてラインを引き、本体を180°回して同じ位置に来るかを見る往復確認を、使い始める前に一度やっておくと、後から出たずれが本体由来か据え方由来かを切り分けられます。
レーザーは出力2.5mW以下でもライン側からのぞき込まないでください。
一人で床に墨を打つ場面が多いなら、本体の固定とは別に糸やテープを押さえる道具が要ります。墨出しもっててくんの使い方で、一人作業で端を押さえる重しの選び方を解説しています。
よくある質問
山真製鋸とY'sGOD Japanは別の会社ですか
同じ会社です。
社名が山真製鋸株式会社で、製品に使われているブランド表記がY'sGOD Japanになります。
販売店によってどちらの名前で掲載されるかが変わるだけで、製造元は変わりません。
ドットエイリアン RD-06は屋外で使えますか
受光器を併用する前提で使えます。
使用範囲は屋内約10mに対し、受光器使用時の屋外が約20mと示されていて、ラインを検出しやすくする屋外モードも備えています。
受光器なしで日なたのラインを目視するのは、どのメーカーの機種でも難しいと考えてください。
RD-06に電動工具のバッテリーは使えますか
使えません。
電源は単3形のアルカリ乾電池または充電池3本で、連続使用の目安は約4時間です。
工具バッテリーを共用できる墨出し器は一部メーカーの特定機種に限られるので、山真の機種で共用できると考えないでください。
山真にグリーンレーザーの墨出し器はありますか
グリーンエイリアンというシリーズ名は使われています。
ただし本記事の確認時点で、その機種の波長・ライン構成・使用範囲といった仕様は確認できませんでした。
購入前に販売ページの波長表記を直接見て、緑色域かどうかを確かめてください。
落として精度が狂ったときはどうすればよいですか
まず壁を使った往復確認でずれの量を測り、自分の作業で許せる範囲を超えているなら購入店またはメーカー窓口へ修理を相談してください。
修理費用は機種と症状で変わり、見積もりを取るまで確定しません。
落下による故障は保証期間内でも有償扱いになるのが一般的です。
まとめ
山真のレーザー墨出し器はエイリアン系の名前で並んでいますが、名前から色もライン数も読めないため、波長・使用範囲・照射パターンの3か所を仕様欄で読むのが確実です。
仕様まで確認できた現行機はドットエイリアン RD-06で、635nmの赤色レーザー、±1mm/7m、直角90°±0.012°、ジンバル式で自動補正±5°、電源は単3形3本という構成になります。
屋内10mの内装作業が中心なら素直に噛み合い、屋外へ持ち出すなら受光器を別に用意してください。
ぜひ本記事の3つの確認点を参考に、自分の現場の距離と明るさに合う一台を選んでください。



