タジマのレーザー墨出し器はどれ?ZERO BLUEとZERO Gの違い
タジマのレーザー墨出し器を名指しで探す人が最初に気にしているのは、ほとんどラインの色です。
現行の主力はZERO BLUE。
緑と青の中間にあたるブルーグリーンのラインを出すシリーズで、タジマはギラつきを抑えたと説明しています。
ただ、型番を並べるとZEROB-TYZ、ZEROBL-KJY、ZERO BLUEセンサーリチウム-KJCと続き、どこが違うのか商品名だけでは読み取れません。
前身のZERO Gの型番も検索には残ったまま。
本ページでは、ZERO BLUEが整準方式と電源で分かれる仕組み・用途別にどれが噛み合うか・製品登録の有無で変わる保証の中身まで、まとめて紹介します。

GOOD DIY編集部
測る道具の選び方の専門メディア。レーザー墨出し器・水平器・ノギスから測量機器まで、メーカー公式資料で確認した仕様と廃番型番を掲載。カタログの数値の読み方から、自分の作業に合う機種の選び方を解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
タジマのレーザー墨出し器がブルーグリーンを採用している理由
人の目は同じ出力なら緑色の光をいちばん明るく感じます。
明所視感度のピークが555nm付近の緑色域にあり、赤色域の650nm前後では感度が大きく下がるためです。
グリーンレーザーがレッドより見やすいとされる根拠はここにあります。
タジマのブルーグリーンは、その緑と青の中間の波長域を使ったもの。
タジマは自社の見やすさの指標として「鮮視度300」という表現を使っていますが、これは業界共通の規格ではなくタジマ独自の指標です。
他社のカタログにある明るさの表現と、そのまま数字で比べることはできません。
ムラテックKDSのATLシリーズの輝度のように、各社が別々の言い方で見やすさを訴えているのが実情です。
注意したいのは、色の差が効く場面が限られること。
照明を落とした屋内や、日の入らない部屋の壁面なら、レッド機でもラインは十分読めます。
差が出るのは明るい室内、窓際、そして屋外です。
自分の現場がどちらかで、支払う価格差の意味が変わります。
色を含めた選定の順番はレーザー墨出し器の選び方6軸で整理しています。
ZERO BLUEは整準方式と電源で分かれる
シリーズ名は同じZERO BLUEでも、中身を分けているのは水平の出し方と電源です。
ジンバル式は振り子が自重で水平を出し、磁気制動で振れを止める方式。
構造が単純で、動作の様子が目で追えます。
センサー式(電子整準式)は傾きセンサーとモーターで水平を合わせる方式です。
| モデル | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ZERO BLUE ジンバルTYZ(ZEROB-TYZ) | ジンバル式・乾電池専用 | 使用頻度が読めない人。電池は現場で調達できる |
| ZERO BLUE ジンバルKJY(ZEROBL-KJY) | ジンバル式・リチウムイオン電源 | 点灯しっぱなしの時間が長い人 |
| ZERO BLUE センサーリチウム-KJC | センサー式(電子整準)・リチウムイオン電源 | 整準方式にこだわりがある人 |
ジンバル式のモデルには360°回転微調整機能が付きます。
本体を三脚に据えたまま、ラインの向きを細かく振れる機構。
墨に合わせ込む作業が多いほど効いてきます。
なお、各モデルのライン構成(2ライン・5ライン・フルラインなど)は型番ごとに違うので、商品ページのライン図で確認してください。
タジマ機を用途で選ぶなら、電源の運用から決める
内装で毎日使う
点灯時間が長くなるほど、乾電池は消耗品として効いてきます。
KJYやKJCのリチウムイオン電源が扱いやすい側。
ただし専用バッテリーなので、切らしたときに現場で買い足せません。
予備の確保が前提になります。
月に数回、休日のDIYで使う
乾電池専用のZEROB-TYZが素直です。
長期間使わないときは電池を抜いておけるため、液漏れの管理が単純になる。
専用バッテリーは使わないまま容量が落ちていくので、使用間隔が空く人ほど乾電池が向きます。
屋外の作業が絡む
屋外の明るさではブルーグリーンでもラインは目視できません。
色の問題ではなく、太陽光に負けるからです。
屋外を含むなら受光器に対応しているか、そのモデルに対応する受光器はどれかを先に確認してください。
受光器は別売で、同一メーカーの対応機種同士でないと組めません。
用途からライン数を詰める手順はライン数と色で選ぶ基準にまとめています。
前身は「ゼロシリーズ」ではなくZERO G
ZERO BLUEの前身にあたるシリーズの正式名はZERO Gです。
「ゼロシリーズ」という呼び方が検索の場面で使われることがありますが、これは正式なシリーズ名ではありません。
型番を調べるときは、ZERO GなのかZERO BLUEなのかを分けて見たほうが早く着地します。
ZERO Gの型番については、販売終了の扱いを公開情報で確認できませんでした。
流通在庫や中古で見かけることはありますが、タジマが現行の主力として案内しているのはZERO BLUE側です。
中古で買う場合、次の保証の話が丸ごと外れる点は頭に入れておいてください。
タジマの保証は製品登録の有無で分かれる
タジマのレーザー墨出し器には1年間の修理保証があり、無償修理・送料無料で扱われます。
ここに条件が1つ。
タジマへの製品登録の完了が必須で、登録がない場合は有償対応になります。
買った時点で登録まで済ませないと、保証期間内でも自己負担になるということ。
落下など使用者側に過失がある場合は、部品代のみの負担という扱いです。
加えて盗難・火災の補償が1年間付き、免責金額の自己負担で再購入できる仕組みになっています。
この補償はレーザー墨出し器の全機種が対象。
現場に置いてくる時間が長い道具なので、ここを評価して選ぶ人もいます。
修理代そのものの金額は、機種と症状によって変わり、見積を取るまで確定しません。
相場として断定できる公開データもありません。
負担額を実際に左右するのは金額表ではなく、登録が済んでいるかどうかです。
よくある質問
ブルーグリーンは普通のグリーンより見やすいのですか
タジマはギラつきを抑えたと説明していますが、これはメーカーの表現であり、共通規格で測った比較値ではありません。緑色域が赤色域より見やすいことには比視感度という裏付けがありますが、グリーンとブルーグリーンの差については同じ土俵の数値が公開されていません。
ジンバル式とセンサー式はどちらを選ぶべきですか
自動補正範囲を超えて傾けたときに警告が出る点は、どちらも同じです。
ジンバル式は構造が単純で、ZERO BLUEでは360°回転微調整が付きます。
センサー式はモーターで合わせる方式。
作業内容で決定的な差が出る場面は限られるので、電源方式とライン構成を先に決め、残った選択肢から選ぶ順番で足ります。
落としたあとも精度はカタログ通りですか
カタログの精度は出荷時の値です。
落下や強い振動、温度変化のあとは狂う可能性があるので、既知の水平面や既存の墨に当てて自分で確認してください。
ずれていれば点検に出す判断になります。
三脚に据えるときの注意点は
本体を載せる前に、脚を開いた状態で三脚を軽く押して据わりを確認してください。床が土間やコンパネの継ぎ目だと、作業中に脚が沈んで基準がずれます。
まとめ
タジマを選ぶ理由の中心はブルーグリーンのラインですが、その差が効くのは明るい場所での作業です。
シリーズ内の分かれ目は整準方式と電源で、使用頻度が読めないなら乾電池専用のZEROB-TYZ、長時間点けるならリチウムイオン電源側。
そして買ったあとの製品登録を忘れないこと。
ここを飛ばすと、1年間の無償修理という選ぶ理由の一つが消えます。



